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ようやくようやく終わりました。
観に来てくださったたくさんの方々に感謝いたします。
また暫くの、仕込みと発酵期間をいただいて、次回は
来年、2009年12月。同じくDEE'Sが決定しました。
また1年半後、
さらによりよくかもされた像刻達を皆様にお披露目できるよう、
作家のほうも気力充分で望みたいと思います。
またお会いできますよう。
ところで、
丁度その展示の最終日に当たる30日の朝。
チャイの散歩の時のこと。
後ろからスクーターが近づいてくる。
うむ?なに奴?
振り返ってみると、地区長のHさん。
「前川さん。」
「あ、はい、おはようさんです。」
「あの〜、三夜さまのところの桜の木が、上のほう、腐ってきちゃったから切り倒したんだけど、使うかな?」
「はいはい!それは使えると思います。ありがたい。」
「あー、そう。じゃ、見に行って見て、返事頂戴。」
「わかりました。どうも。」
三夜さまというのは、いつもの犬の散歩コースにあって、
正確には二十三夜宮という要するに村のお堂のことだ。
なるほど、ちょっと悪くなってるから、倒れそうで伐ったのか。
使えそう。
今回の像刻で、丁度いい桜が無くなっちゃったから、
また自動的に次が補充されているわけね。
しかしこういうタイミングって、つくづく不思議だなあ。
まるで誰かが上から見ていて、
あ、そろそろこいつのところ手元に無いぞ、サボらないようにこのあたり早速まわしておいてやるか。
って、配給されているみたい。
というわけで、次はこのお堂で、人々に愛でられてきたソメイヨシノが像に変わるわけです。
搬出開けの昨日は、さすがに1日爆睡でしたが、
もう次にやることがスタートしているようなので、
もろもろ、たまった仕事をやらなければ。
今日は久々の気持のいい太陽ですよ。
一年半前ネット環境もなく展示の情報もありませんでした。
すごいすごいという話を聞きながら今回も…きっとご縁が無いのだなあと思っておりました。
本棚を整理しては眺めている本がありました。
きれいに並べられた道具達、家内発注したという持ち手のバッグ、二人のものをつくるひとの暮らし。
「こんなものづくりをしたいなあ」と空想(妄想)ばかりしていました。
写真を眺め文を読みいつものように棚に戻そうとしてもう一度見たらお二人の名前がありました。
4年前の本でした。
「そうだったんだ」という思いと…なんだかすっきりしました。
いつか「LOLO CALO」に出会える日を楽しみに待ちたいと思いました。