2007年07月15日

テグ個展。行って来ました

Korea B (4).JPG

Korea B (38).JPG Korea B (101).JPG Korea A (74).JPG Korea A (84).JPG Korea A (56).JPG Korea A (52).JPG Korea A (41).JPG 展示作業中です。

Korea A (112).JPG
ギャラリー館長さんと記念撮影、彼女はソウルの芸術大学の教授職を経てこのギャラリー館長に就任した。現役の画家でもある。

Korea A (102).JPG オープニング挨拶、一日何を話すか緊張してしまった。

韓国テグ市の、レクサスギャラリーでの個展が始まった。
展示準備作業ととオープニングレセプションがあった。

ここはトヨタレクサスが所有するギャラリーで、
ギャラリーには館長とキュレーターが一人。
展示作業はトヨタの頼もしい社員の方々が手伝ってくれた。

数人片言の日本語のしゃべれる人がいたけれど、
やはり、通訳さんに頼ってしまう。
その通訳さんもまた、社員の方で、僕らが韓国に居る間中ずっと、案内もかねて付き添ってくれた若い 安さんという女性社員。

おかげで展示もスムーズ。
オープニングにもたくさんの招待客の方々が来てくれて、にぎやかなものだった。
どうも歓迎はされているらしい。
新聞の取材なんかもあった。
珍しいらしい。

自分の作品をバックに外国の方々の前で(顔は同じなのに)初めて挨拶をした。今度は本職の完璧な通訳さんつきで。
今回展示をすることになったいきさつ、今回のために描かれた絵の説明、今の気持。何より招待してくださったことへの感謝の言葉。
なるべく簡潔に言葉を選んで、訳し易い言葉でゆっくり。

どうもここテグで個展を開く日本人は僕が初めてらしいことを館長さんのご挨拶で知った。

韓国は今急激にさまざまな面で発展を遂げている。
内外のアートに対する感心も同じように、急激な高まりを見せつつあるらしい。

その証拠に情報をいただいて巡ったテグやソウルの現代美術系ギャラリーの空間の作りの立派なこと。
繁華街のど真ん中に立つビルが
まるまる新しいギャラリービルとなっているところもある。

そんなお隣の国の人たちに僕の今回の作品がどう写ったものか、
暫く展示中、ギャラリーの空間に居て観察していたいところだったが、
そこは時間が無く残念だった。

歴史や政治的なこと、対日感情。
いろんな絡み合った複雑なものがある。

ソウルで泊まったホテルの若いボーイさん。
日本語が堪能だった。
帰りがけ、空港へのリムジンバスを待つ間のしばしのおしゃべりでのこと。

「道を歩いているきっとほとんどの韓国人は、日本人がきらいで すよ。学校ではそういう風に教えてますからね。無理も無いです。
多分一生そうです。
でもね、きらいきらいという感情はなにも生み出しません。
感情と今の課題とは別物なんです。」

偉いなあと思った。
さらに、

「お客さんは芸術家なんですね。」

「うんそう、今は絵描き。」

「芸術家同士は国や文化が違っても、お話できるんですか?」

「うん、作品があればね、作ってる人同士はおおむねいいたいことがわかるしね。」

「いいですね、それは。」



良く耳にしていた韓国旅行のイメージは、買い物が安くて、食べ物が美味しくて、
ちょっと飛行機乗ればいけるすぐそばの外国。
週末にでも行って来られる旅行先。


そんなところだったんだけど、
それは間違いではなさそうだったけど、

そういう捉え方とは別に、近代的な高層ビルのすぐ裏手に広がる、崩れかけた瓦屋根の家屋群や、市場にあふれる画一化された工業製品の海を見るにつけ、

本当にいろんなことを考えさせられた渡韓だったなあ。
いろいろと複雑すぎて、考えてどうなるものでもないけれど、
どうにもならないから、僕は絵を描いて持ってくしかないんだけどね。

展示は20日まで、
どんな風にあたって、絵が茨城に帰ってるのかが楽しみです。
もちろん一枚も帰ってこない、というのがお互い一番うれしいんだけど(笑)。







posted by 前川秀樹 at 20:34| Comment(0) | 作品発表、展覧会情報、等。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: