第2回木偶展が無事終了いたしました。
おかげさまでいらした方々より大変ご好評をいただきまして、
出品者共々胸をなでおろしています。
どうもありがとうございました。
さて、南青山のDEE'S HALLで春、秋と年2回10年にわたり継続してきました木偶講座。
本展覧会をもちまして一旦終了とさせていただきます。
理由としては、
まあなんでも10年続けばマンネリズムは避けられないと言いますか、
僕の方も主催してくださっているオーナーの土器さんも
なにか新しい風を求めて、
一旦節目をこしらえましょうというところです。
初めて木を彫るという参加者の方にももっと広く門戸を開きたいですし。
木偶講座は毎回参加者を新たに募集するという形でしたので、
1回限りの方もたくさんいらっしゃいます。
その中で毎回欠かさず参加してくださる常連さんになる方もいます。
思い出しては時々参加してくださる飛び飛びさんも。
ですので、延べ人数にすればものすごい数の方々があの場所で1日2日共に
木と格闘する時間を共有したことになります。
いろいろな縁が生まれた場所でもありました。
もちろん寂しいお別れも。
思い出せば本当にきりがないくらいなので、
あえてここでは控えさせていただきますが、
一つだけ。
僕がその場所、その時間を重ねて作りたかったものは
テクニックや作品作りのコツなどは2の次で、造形を通した
’和’なんだと思います。
何せ僕の座右の銘は「和して同ぜず』ですから。
普段全く一人でこもりっきりで制作していますから、
ごく稀に人と、知人友人お初の複数の人々とお会いする限られた貴重な時間だけは
しっかりと’和’を感じたいなあというのが
僕の中の一つの理念なんです。
和を作れない人とは、利害が絡んでいるときですら、
会っても時間の無駄づかいとさえ思います。
’輪’ではなく’和’です。
それは地道に積み重ねることでしか生まれませんし、形には表れにくいなにかです。
うまく作り上げられたかどうかはわかりませんけれど、
「終わりにしますよ」
とお伝えした時の、
今回の出品者の方々の講座を惜しんでくださる声の数々には
救われ、温かい何かをしっかりいただいた思いです。
作品も含めそれを10年の成果と自負してもバチは当たらないでしょう。
とはいえ、
これは第1期終了という形で捉えていただきたい。
僕のリフレッシュ期間を今しばらくいただいて、
また、こんな風に造形を通して人と和を積みたいなあ、
と気持ちが高まってきたら、
再び始める予定ではいます。
第2期。です。
その時にまだ熱量がふつふつと残っていましたら、
はいよ!といいノリで乗り込んできてくださいますよう、
参加者の方々にはお願い致します。
並びにこれまで躊躇していた初めての方々もその節目を気持ちのテコにして、
えいや!と飛び乗ってくださることを期待いたします。
募集始めますよ。
のお知らせは当ブログ、LOLOCALOのFBインスタ、DEE'SのHP
などで開示いたします。
ひとまずこれにて。
みなさま大変楽しかったです。改めてありがとうございました。
またお会いしましょう。ごきげんよう。
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