うちに新しく同居犬が来てひと月になる。
生後6か月のオーストラリアンラブラドゥードゥル(長い!)の雌。
名前は「ニハル」
先代のラブラドールのチャイは表情が極めて豊かで自己主張が強く、食欲も常に旺盛で、
何事にも物怖じしない勇敢な犬だった。
それに比べてニハルは穏やかで、甘えん坊、臆病で なんでも控えめ。
正反対の性質と言っていい。
個性というものが非常に顕著に表出するのが犬という動物なのだ。
だから面白い。
今日も朝5時にむくっと起き出し、
寝ている千恵に、激しいボディーアタック&ジャンプを繰り返す。
「起きて! 遊んで!」
かなりのハードタイプ目覚まし時計だ。
ちなみになぜか僕の方にはほとんど来ない。
17年生きた先代チャイが亡くなってから2年余り。
約2年間、ぽっかりとおおきく抜け落ちた穴は、切なくはあったけれど、
同時にホッと気楽だった。
再び犬がこちらの暮らしに入りこむことによって、束縛や制限はできる。
けれどもただ愛情を一心に向け続ける対象が暮らしの中に存在することは、
甲斐があってやっぱりいいことだなと今また思う。
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