2016年02月04日

雪山

0203 (100).JPG


 お馴染み三瓶くんに誘われて、今日は那須の雪山をめざす。

すいこまれそうな群青色の空をみあげて、
一面にきらきらひかる石英の結晶のような地面を、
ひたすら歩く。
ぎゅっくぎゅっく。

0203 (16).JPG

西洋カンジキ、スノーシューはスキー場でレンタル。
これがないと新雪にはどうしようもない。


0203 (19).JPG

0203 (21).JPG

ブナやミズナラの樹林帯を抜けて行く。ほかにはダケカンバなんかが目立つ。
クマザサが所々見えるから、夏は藪漕ぎしないと来られなさそうだ。
歩けたとしても、
細い遊歩道なのかな。
そういうルートを全部無視して、
足跡の付いてない好きなところを歩けるのが雪山の魅力。

0203 (25).JPG

0203 (30).JPG

今日は尾根伝いのいい眺めだけを堪能しつつ登りましょう、との
三瓶君の言葉通り、眺望は終始極上。風も微風。
降った雪がキラキラと再び風に舞う。




0203 (12).JPG

上の方はガスがかかっている。流れが早い。
晴れないかなあ・・。

案の定、あるところから上まで来ると、
様子が変わる。
吹き下ろす差すような向かい風。
気温マイナス10℃、でも体感温度はもっと・・・。
冷たいー。鼻水凍りそう。
あと、ガスの影響で視界が。

ガスで視界が限られたかわりに現れたのは、
興味深い雪の造形物の世界。

0203 (45).JPG

0203 (70).JPG

0203 (54).JPG

0203 (60).JPG

0203 (61).JPG

0203 (47).JPG

0203 (44).JPG

0203 (78).JPG

0203 (35).JPG


急な登りが終わるあたりから、面白い造形物は増え始め、
清水平の雪原に差し掛かるころには、すっかり
自分が鉱物の結晶の世界にスケールシフトをしているみたいな、
不思議なシーンに切り替わった。
光と遠景がカットされて、乳白色の淡い光に全部が浸る。
映画なら心理描写シーンか、記憶をたどる演出だな、
うーん、どうにもこれは奇妙だ。
これはいいね。

あれ?どっちから来たっけ?足跡は消えてゆく。
道は無い。雪原だけ。
ざわざわと、不安になる、不安定になる。
やっぱりちょっと怖いなこれは。

寒い!うん、
堪能した。降りよう。

0203 (25).JPG

ちょっと下るとまたこの通り。

異世界とか非日常とかいう言葉があるけども、
対義としては現実とか日常とかになるか、
でもそんなのは地続きでどこかに線引きや境目があるわけじゃない。
意図的な場面転換をする演出家なんて何処にもいない。

当たり前だけどもそれは心の性質の話、
意図的にそう仕向けてそうできるなら心の技術ということになるかな。
自在に心理劇場を演出できると面白いものだろうなあ。

なんてことを思いつつ下山途中、


あ、何だこりゃ?



0203 (94).JPG


宇宙人家族雪山を行く。



「お父さん、たまにはいいわね地球の雪も」
「うむ、ちょっと足を延ばして見るのもいいな。こんないいところまで10光年なんて案外近いな」
「お母さん、お昼にカレー食べたい」

はい、脳内劇場止まりません。
シャクナゲ星人寸劇でした。


三瓶君、
カレーもいいけど我々はラーメン&温泉で締めたいもんだな。










posted by 前川秀樹 at 09:48| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。