ひんやりと乾いた風に高い空、しかし超渋滞の秋の連休。
山では紅葉が始まっているという便りも聞いた。
うう、出かけたい、でも渋滞はいや。これはもう絶対にいや。
でもまあ近場でなら。
というわけで、いつものタキシタタツシを誘って、
近場の海の方へ出かけることに。誘い文句は、
「化石が出るかもよ」
そんなマニアックであどけない(笑)誘い文句で同道してくれる大人なんて
今のところ身近には他に心当たりがない。
しかし、
なんか見つけた?
いや、まったく。
程なくして二人の間では
そんな短いやり取りがすっかりテンプレートになってしまった。
重いハンマーを振るえども叩けどもめぼしいものは、
まったくなんにも出ないんだ。
めぼしいものとは、なんというかこう、はっと嬉しくなるような何かだ。
大きな貝とかアンモナイトとか、ほら。そういういいもの。
程よいインスピレーションがわくような・・・。
あーもー、テンション上がらない。
こんなに見つからないものかなあ。
んん!?こりゃなんだ?
何かの背骨?わからんなあ。何か、ではあるんだろうが・・・。
うれしいかっていうと、どうだろう。
結局、二人とも自然と途中から漂着物を物色して歩くように。
タツシのほうは漂着物のなかから、
なかなかの逸品の収穫があったようで。
よかったことです。
僕の方は、最初の写真のいしころが収穫かな。
二つはメノウ。
真ん中のえんじ色のは丸くなったチャート岩。
さほど珍しくはないけど綺麗でちょっと嬉しい。
僕の方はまあこんなもの。
結局テンションは上がらなかったけど、
海風と最後の温泉にはかなり癒されたかな。
でも重いハンマーを振るいすぎたせいで、
翌日、肩と腕が痛いの重いの(笑)
差し引きすると・・・・。
いやいや、こういうのは天秤にかけるべきではないのだ。
さて、今日もテレビで渋滞の映像を見て、
「大変そうだなあ」
と呟いて、
アトリエで鑿を振るおうかな。
あー、肩が重いー。
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