

札幌芸術の森美術館という場所で、
とある椅子の展覧会があります。
10年前、北海道の真ん中あたり、東川町で、
その町でその年、生まれてくる子供に
町が椅子をプレゼントしよう、
というなんとも素敵なプロジェクトがスタートしました。
旭川周辺は木工産業が盛んです。
その年、椅子を作るのは地元の木工房の方々。
デザインするのは、それに共感したデザイナー。
第1回の椅子のデザインは建築家、中村好文さんでした。
僕は、その第3回、3年目のデザインを担当させていただきました。
2008年の事です。
それが僕の北海道という地との御縁で、
今もなんだかんだとその御縁は続いています。
君の椅子プロジェクト。
年々その共感の輪が広まり、
今年で10周年を迎えることになりました。
それで、記念して、この夏、展覧会が催されます。
10年分の椅子だけでなくそれにまつわるいろいろな展示や企画があるみたいです。
そのうちの一つで、関わったデザイナー他による、トークショウが企画されています。
僕 前川も話をしに今月札幌に出かけます。
7月25日(土) 13時30分から1時間半程度です。
森で語る連続講座、
テーマは「私の仕事・今、伝えて行くこと」
とパンフにはありますな。
さて、範囲広いなあ。まじめそうだなあ。語るのかあ、
何の話をすればいいかなあ。
木偶講座の前説みたいには気楽にいかなさそうだし、学校の講義でもないし。
ちなみに
僕のあと、3時20分からは、プロダクトデザイナー、あの小泉誠さんです。
僕もお会いするのは何年ぶりでしょうか。
話すのが先で良かった(笑)
美術館自体は入場無料ですがトークショウは、参加料¥1000
先着80名、なので予約がお勧めのようです。7月13日より受付開始ですって。
そんなこんなの詳細はこちらまで⇒★
そして、君の椅子10年の歩みの記録は昨年
文化出版局より本として出版されました。


多分そちらも会場で購入できるはずです。
梅雨のない北海道。最もこちらでもそろそろ梅雨も明けて居てほしい頃ですが、
ご興味のある近隣の方々、北海道の森の美術館までぜひ足をお運びください。
お知らせしましたよ。