はっと思いついたことがある。

ヘビクイワシ

ハリルホジッチ
あ、逆か。
そんな、非生産的なことに
凝り固まった感性を浪費しながら、
寒い寒いと猫背の背中をさらに丸めてひきこもっているうちに
気が付けば家の周りではいつの間にか、
ホー、ホキョキョキョ、と
へたくそな春告げ鳥がかしましいほどになっていた。
にわかに気温の上がった火曜日。
さすがに重い腰を上げて、千葉方面にちょっと出かけた。
梅花も満開、タンポポも控えめに開き始めている。
菜の花の明るい光に目がくらむ。
そうか、おんもはもうこんなになっちゃってたのね。
とやっと背中を伸ばす。
日課の犬の散歩が無くなってしまってから、
毎日確実に刻まれる季節の移り変わりに
触れることが本当に少なくなった。
一日も欠かすわけにいかなかった面倒くさい生活習慣だったけど、
今にして思えば、そういうちょっとしたことに
気が付く貴重な時間だったんだなあ、
ということに気が付く。
ここから桜の時期は、
景色の変化著しい一時期だからか
気持ちがざわざわして、
嬉しいのと同時にちょっと苦手だ。
萌え放つ変化の瞬間を今この時も
見過ごしながら過ぎて行く残念さがいつも
いつもいつも気持ちのどこかに引っかかっていて
焦るから。
毎日の習慣にはならなくても
ちょっとは意識して写真でも撮りに
出かける時間を心がけようかな。
でもこれ、毎年言っているな
多分。
どうすればいいでしょう?監督?
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