2014年07月29日

移動だけにとどまらない日。

今日は移動日のようなそんな日。
移動が多いと何となくその時間が無駄にも思えるけど、
車窓からはそれなりに発見もあって楽しい。
この道は何処に抜けてるんだろか?
と、ハンドルを切り、分け入って確かめるてみるのもいい。
林道は道路地図にはなかなか載ってないからね。
そうやって、助手席の道路地図には、どんどん新しい道や、
発見が書き込まれてゆく。

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後方羊蹄山は今日も雲。てっぺんまで綺麗に見える日と
半々くらいだったかなあ。

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もう、ここは通ると必ず立ち寄る。
喜茂別にあるチーズ工房タカラ
昨年、初めて立ち寄った。
見晴らしの良い街道沿いに牛が見え始めたとおもったら、
とつぜん現れたこのアイキャッチのユルさ。
自家製チーズ販売、とか控えめに脇に書いてある。
こりゃ、なんか面白いに違いない、とふらりと寄って、
美味しそうなチーズを何種類か買ってみた。

これが大当たり。
そうそう、こういう熟成の進んだ臭いチーズってなかなか日本で食べられない。
どれもすごく味に工夫があって、食べる時期によっても味がどんどん変わる。
今回はこれ。

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ドライトマトとかオイルとかいろいろ混ざったクリームチーズ。
その名もタカラとソガイ。
それと、カチョカバッロの燻製。
深い奥行きのある味わいだ。

ちなみにソガイとはトマトを作っているのがソガイさんだからだそうな。
ネーミングもなんだかユルい。
パンフをもらったら、おおざっぱな地図が出ていて、だいたいこの辺。と矢印がしてある。
とにかく徹底してユルい。
でも味は、なかなかどうしてユルくない。
このギャップが狙ってなのか偶然なのか、はたして。

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いい小屋もちらほら。
前後の車のスピードが速く、なかなか止めて撮影できないのが歯がゆい。

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おお、良くできた恐竜だなとおもったら、
道の駅なのか。

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ちょうどお昼時、でもあまり時間をかけたくはない、
なんか運転しながら食べられるもの、、、。
決めた。ゆがいたトウモロコシとサクランボにしよう。
シンプルだけど、どちらも朝摘みの新鮮なお昼、考えたら結構贅沢かもしれない。



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ちなみにこちらは、また別の日、同じ道の駅での昼飯。
漂う香りにつられ、あれもこれもと屋台をはしごしてしまった。
手前のは、野菜、キノコ盛りだくさんの汁もの、200円。
その名も大滝汁。地名なのかな。
売り子をしていたオヤジに、


「キノコ汁一杯ください」

と200円出したら、

「いや〜。お客さん、勘違いしちゃってるかなあ。これキノコ汁じゃないんだよねえ」

うわ、なんだか面倒臭いおやじ?
ああ、ほんとだ商品名大滝汁って書いてあるな。
でもなんか言い方にイラっときて

「どっちだっていいよ。いい匂いだから、これがたべたいんだよ。」

とぶぜんと大鍋を指さしたら、
むこうもぶすっと無言になって、なみなみと注いでくれた。
ここぞと自慢したかったのに遮られ、さらにいい匂いと褒められて、
客に下げられて上げられて、
ちょっと酔いそうだったのかもしれない。

味はすごくおいしかったよ。オヤジ。
だから黙って注いでくれればいいんだよ。





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標高の高い峠を越える。
空気がひやりとしてきた。

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これは、たぶんあれだ、元スキー場なんだ、きっと。
雪深い場所の建物の倒壊は、容赦がない。
すこしでも柱の重心がずれたり、屋根が痛んだりするのを、
長い冬の雪は見逃してはくれない。
みしみしみしと、上からものすごい圧力をかけて、
押しつぶす。
夏に見るとそれが、
姿の見えない巨人が今も乗っかっているかのような奇妙な様子に映る。
夏はそんな巨人があっちにもこっちにも居る。






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おお、薪積み職人の美意識が冴える。

が、こういうのは気をつけなければいけない。
そう、おもしろくてもこれはアートではない。
何でもかんでも、まるで現代アートだね、と例えてしまう風潮に、
昔からぼくは、ちょっと警戒している。
おそらく、そういう例えをするとき、その人は、
じゃあ、アートとアートっぽいモノとは本当はどこが違うの?
そんな問いについては考えない。
そもそもそれが違うものだ、とは思いもしない。
 こういう、ちょっとした風景のひずみを見出して、
なんでもかんでも、アートのフィルターをかけてみてしまうのは、
現代アート症候群とでも呼ぶべき、現代疾病なのじゃなかろうか、とも僕は思う。
そして自分もまた病んでいるのか否か、
常に自己診断する必要がある。

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目的地に着くまでにうろうろ寄り道をしすぎて、
日が暮れて来てしまった。
採集旅行のはずなのに、今日の虫はゼロ。
代わりにいろいろと面白げな種を採集できた
だからよしとしよう。

お昼がモロコシだったから、
程よい空腹感を覚える。
夜は宿でがっつり食べようかな。







posted by 前川秀樹 at 20:58| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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