2014年04月02日

満開鹿島立ち

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桜三分咲き 五分咲き 八分咲き。
まだかな、そろそろかな。
と日に日に華やかになってゆく川沿いの景色を
毎年楽しみにしている。
ところが今年はそういう順序も情緒もすっ飛ばして、
開花 すぐ満開。
気が抜けるほどあっけなかった。

天気もいいし、年度も改まったことだし、
鹿嶋立ちに行ってきた。

香取神宮、鹿島神宮、息栖神社
の3か所を回るのが正式だ。
順番は諸説あるらしい。

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どこも花、花、花。
良い季節になったものだ。
鹿島立ちの立つは出立の立つ。
晴れやかな気持ちで新しい年度を始めたい。
そういう気分の時に満開の花は似合う。

そういえば、はなむけ という言葉がある。
漢字ではこう、 こりゃ読めない。
僕はずっとはなむけは、花向けだと思っていた。
でも意味としては鼻向けが正しい。
馬の鼻を旅立つ先へ向けるということ。
鼻を向けるのは馬上の人ではなくて
見送る人。
そういう場面が一言に凝縮されていることが
実に美しい。
置いてゆかれることと、置いてゆくこと
つらいのはどちらだろうか。
それでも別れは避けられない。
覆せない事情というのはあるものだ、

「左様ならば仕方がありませぬ。さあ、早う行きゃれ」

思えば、左様なら、もまた送る立場からの言葉。
自らのつらい気持ちをおさえて、
相手を精一杯慮った、やさしい別れの送る言葉。
そしてそんな場面にはやはり
花吹雪が似合う。

そんな美しくもはかなげなことを
つらつら思い描きながら引いたおみくじ、

中吉。


お、幸先がいい。


旅立ち  悪し。

あ、左様ですか。
ええ、当面旅立つ予定なんぞはありませんともさ。
先立つものもありませんし。




posted by 前川秀樹 at 20:58| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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