6月22日からの像刻展、
広島、ギャラリーたむら
制作中の毎日。
1,2,3、月と冬籠りよろしくこつこつ制作作業にいそしんだ結果、
いつになくいいペースで作品が出来上がってきた。
とはいえ、時間にゆとりができればできたで
仕上がったはずの数点がまた気になる。
これでいいか?
これ以上やると蛇足なんじゃ・・・。
仕上がった、てのは、思い込みかな。
安易な道をたどりすぎじゃ・・・。
どうにも、切りがない。
なんにせよ隙間やほころびというのは、
気がつくとどうにも落ち着かないものだ。
見つければそこを埋めたくなる。
しかし、何事にも隙間は大事だ。
隙間や抜けのない作品は息苦しくていけない。
ちょっと、時にはかなり、足りないくらいがちょうどいい。
それは未完成なのではなく、そこがちょうどいい状態なのだ。
だからその状態で完成とするべきだ。
行きすぎたら戻る。わざと抜く。
でもわざとがあざとく見えるようでは、それは拙い証拠だ。
うーん、難しい。
精進精進。
広島初日までの
残り2カ月弱は、
制作続行と同時に
生きた隙間を見つけ出す時間なのだ。
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