2013年04月28日

隙間のこと

0402 (49).JPG

6月22日からの像刻展、
広島、ギャラリーたむら
制作中の毎日。
1,2,3、月と冬籠りよろしくこつこつ制作作業にいそしんだ結果、
いつになくいいペースで作品が出来上がってきた。
とはいえ、時間にゆとりができればできたで
仕上がったはずの数点がまた気になる。
これでいいか?
これ以上やると蛇足なんじゃ・・・。
仕上がった、てのは、思い込みかな。
安易な道をたどりすぎじゃ・・・。
どうにも、切りがない。
なんにせよ隙間やほころびというのは、
気がつくとどうにも落ち着かないものだ。
見つければそこを埋めたくなる。
しかし、何事にも隙間は大事だ。
隙間や抜けのない作品は息苦しくていけない。
ちょっと、時にはかなり、足りないくらいがちょうどいい。
それは未完成なのではなく、そこがちょうどいい状態なのだ。
だからその状態で完成とするべきだ。
行きすぎたら戻る。わざと抜く。
でもわざとがあざとく見えるようでは、それは拙い証拠だ。
うーん、難しい。
精進精進。
広島初日までの
残り2カ月弱は、
制作続行と同時に
生きた隙間を見つけ出す時間なのだ。




posted by 前川秀樹 at 20:55| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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