ちょっと林道に入ると、すぐにヒグマ出没注意。の立て看板がある。
彼らのエリアに一人でのこのこ出かけるわけなので、
用心のために鈴を派手にならしながら歩く。
がさがさというモノ音には心臓が跳ね上がることしばしば。
そんな心理状況で、こんな河原の風景に出合った、、、、。
命名、殺傷河原。
林道からのぞきこんだとき、
転がっているのは白い流木に見えたけど、
よくよく見たら全部鹿の骸やされこうべ。
なぜこんなに固まって?
わけもわからず、ぞっとした。
しかし、落ち着いて水辺まで降りて、
しばらくそこに立っていると。
ただよう静かな死のにおいが不思議と絵になる。
雨も少しの間小休止の様子。日暮れまで沢山の写真を撮る。
帰り間際に頭骨を一つ拝借。
新聞紙でくるんで、持って帰ることにした。
累々たる死骸の訳は、落ち着いて考えれば、
熊の食事の跡などではなく、
猟師の狩った獲物の解体現場。
それが正解答だろう。
骨が若い個体ばかりなのもそれでうなずける。
そりゃそうだ。
程よい「謎」との出会いが収穫。
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