ここ数年恒例となっている。
今年は僕ら二人の仕事の都合ががなかなかかみ合わず、
泊まりがけは断念、
近場茨城某所で日帰りツアー。
やあ、見るたびに大きくなるねえ。
初めて会った時にはヒロキなんて子猿ちゃんみたいだったのにさ。
ダイキ、一人でそんなに食べるの!?体のどこに入ってくんだろう?
育ちざかりってすごいなー。
とにかく熱中症にだけは注意。台無しになるからね。
ちょっと涼しい休憩。
お前たち沢ガニ好きだねえ。
ダイキ曰く、「ここ、お茶のCMみたい。」
ああ、ハトムギ、玄米、月見草〜♪か。
サルの腰かけって、この季節こんな色なの?違う種類?
今回は桑の木が結構ポイント。蜂にそっくりなトラフカミキリ。
絶賛活動中。
同じく桑の葉っぱで日をよけるキボシカミキリ。これは多かったね。
なんだこりゃ?カメムシの赤ちゃんのファランクス状態。
クロカナブン、も発見。この写真はその時のものにあらず。
「おお、今のはかなりアグレッシブなプレーじゃないですか?前川さん。」
「うーん、いい連携ですねえ。4年間の努力がうかがえます。」
「ゴール!!。やりました!穴の入口の落ち葉を運び出し空間を確保しながらの頭脳的作戦が功を奏しました。」
「いやあ、見ごたえのあるプレーでした。モチベーションの高さを感じますねー。プレイヤーにとって、おそらく食パンなんて一生に一度ですからねー。彼らにとっても奇跡ですよ。」
「おおっと!みかんはあまり重要視されていませんねえ。」
「はい、このハーフタイム大事ですよー。ここで集中力を切らさないでほしいですねー。」
「そうだ!コンセントレーション!」
山道の木陰で座り込んでの蟻プレー解説。
タイムリーにオリンピック風味で。
ほら、ダイキ、プレイヤーに干渉するな。観察だよ、観賞。
観客はひたすら見て楽しむのがエチケットなの。
蟻の巣の近くに何気なく撒いたパン屑だけで延々遊べる。
なんておバカな40代おっさん二人。
に見えて、実はへたり気味の、体力の回復をひそかに計る巧みな姦計。
を、知ってか知らずか、蟻に少々飽き気味の小学生二人。
でも面白いでしょ?科白をつけてみるだけで。
ただ見てるだけじゃなくて、工夫だよ工夫。それと想像力。
こういう無駄に見える時間って、普通、大人になると無くなってしまう。
しかも大人になると、
こういう素朴で非生産的な時間を
心底小馬鹿にする大人が周りにいっぱい増える。
一緒にこころから楽しく笑ったはずの同級生がいつからか、
それを鼻でせせら笑ったりするような大人になる。
別にそれが悪いとは云わないけど。
でもね、これはそもそも無駄なんじゃなくてゆとりなんだと思う。
お金のゆとりとか時間のゆとりの問題じゃなくて、
心の空き領域の問題。
想像力一つでいろんな困苦が不思議とほどけてゆくもので
そんな説教するつもりは無いけど。
僕は常日頃心がけてはいるんさ。自分の事としてね。
さて、色々収穫あった。
そろそろ山を降りましょう。
で、これも恒例スーパー銭湯、&夕ご飯。
コーキさんちのこの二人って、こんなんですごく楽しそう。
子供時代の期間限定とはいえ、まだまだ喜んでくれる。
それを、みてると、大人も幸せ。
何より安上がりで嬉しいよ。
汗を流してさっぱり。
さて、まだまだあるよ。
日が暮れてから第2部。夜の雑木林ツアー。
懐中電灯の光があちこちに。
カブトムシ、クワガタ狙いの何組かの親子連れ。
ふふふ、それを尻目に我々のターゲットは今日は別。
いたー。こっちにもいたー!
アカアシオオアオカミキリ。
金緑色できらきらしてて姿も実にスマートで美しい。
この時期だけ、しかも見られるのは夜だけ。
今年も健在でした。見られてよかった。
さて、道中2時間、父ちゃん、安全運転でね。
家に帰るまでが、虫遊びです。
今年もおっちゃん楽しかったよ。
いつまで御一緒できるかなあ・・・。
まあ、また行こうね。
【関連する記事】