2011年09月27日

ウ●コ好き。

今も昔も、どの子供もなぜかウ●コが好きだ。
なぜそうなのかはさておくとして、
少なくとも「ウン●」という言葉には異様に反応し盛り上がる。
大人は普通引く。
普段は半ば禁忌とされるその魔力ワードを今日1日堂々と好きなだけ口にしてよい。
と大人が許したら、どんなに彼らは満たされるだろう?

下の↓写真は栃木県某所の山中で巨大な犬の●ンコをひたすら見つめる親子だ。

0925   (24).JPG

あたりにはいたるところに新鮮な鹿の糞が散らばっている。
なぜそんなことをしているかというと、
これを捕えるためだ。

0927 (9).JPG

オオセンチコガネ。
まるでガーネットのよう。彼らは猪でも鹿でも猿でも、
とにかく動物のウ●コならなんでも好き。
あれを喰らってこんなに美麗なものが育つなんてつくづく自然は不思議だ。
オオセンチコガネは日本中にやや局地的に分布するが、
場所によって色が違う。
紀伊半島では緑から濃紺。京都、滋賀では明るい緑。金緑は長野あたり。
栃木ではどうやらこの紫のようだ。

先日一緒に出かけたのは、いつもの小川コーキさん親子。
しかし、言葉にするのは好きでも、さすがに手で触れるとなると、
子供もさすがにちゅうちょするんじゃない?
現代っ子だし。

そんな大人の懸念は見事に外れ、
臭いに飛んできた獲物を手ではたき落とす。
糞から離れてすぐのものも、すかさず素手で地面に押さえつける。
ためらいはない。

そうだ!子供はそれでいいんだ!
獲物を前にちゅうちょするもんじゃない。

0925   (16).JPG

もし、現場の鹿の糞で役不足だったなら、とおもって、
僕は、うちの愛犬の糞も用意しておいた。
数日分(笑)
野生動物の食べ物を想定して、
この1週間、いつものドッグフードに加えて、
野菜とか穀物とか肉とかいろいろと食べさせて、
体内生産物の発する臭いが均一にならないような地味な工夫までした。

そんな飼い主の思惑などどこ吹く風の、愛犬チャイのおかげで、
森の日だまりに仕掛けてからしばらくすると、次々に赤い塊が飛来する。
効果絶大だ。
むろんその日、鹿の新鮮な落としものも大人気の様子だった。
結局、気がつけばこんなに。

0927 (17).JPG

2011090911210001.jpg

羽音に耳をすませじっと待つ時間もまたいい。

0925   (21).JPG

ダイキとヒロキが立ち木に爪痕をつける図。
ではない。
ダイキの右手の斜め下の生々しい3本の爪痕はほぼ間違いなく、あれだ。
ある〜日♪ 森のなか♪ 
そう、
ツキノワグマのそれだろう。
ここは人間の縄張りではないのだ。
虫たちはここの主たちに依存して生きている。

だから、夢中になるのはいいけれど、
きちんと最大限の警戒と敬意を払って、
行動しないとな。いかんのだよ。

この夏の締めくくりには、
うってつけの採集行だったな。
来年はどの色の宝石を獲りに行こうかね。

ダイキ ヒロキ。
日常では魔力ワードはなるべく封印するように。






posted by 前川秀樹 at 15:18| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は90日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。