

お盆を過ぎてから、めっきりと秋めいてきた。
“めっきり”ってすごい説得力のある音だ。
まだまだ後を引きそうな残り心を、
問答無用でへし折られるような感じだ。
めっきりと。
36℃の炎天下。夏の虫の声は、
「私はここにいるわ〜〜♪ 山にいらっしゃいな♪ 遊びましょう〜くすくすくす♥」
と聞こえた。
少し鼻にかかったような、甘く艶やかないざないの響きだ。
いや、僕にはね。(笑)
ここのところの夕方から奏でられる秋の虫の音色は
「はいは〜い。ちゃっちゃと仕事しようねー。」
と聞こえてしまう。
なぜかしょっぱいのにやけに張りのある、沖縄のオバアの声で。
いや、僕にはね。
というわけで仕事を本腰入れてしなければならんのです。
当り前だろうそれは。
ようやく、アトリエで手元にぽたぽた汗の垂れることもなくなったので。
12月の広島に向けて、ペースアップしてまた彫らねば。
と丁度気合いを入れていたら、
牛久のとある植木屋さんから、
楠と桂の大きな木を沢山いただいた。
それをわざわざ昨日届けてくださった。
ありがとうございます。Nさん兄弟。
タイミングってこういうものなのだ。
励め。俺。
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