
Sic itur ad astre・・・・・・・・「こうして人々は星に至る。」
遠いところにそのまなざしを向ける。
地の果て、空の果てを語る。久遠の昔を物語る。
存在しない“もの”ではなく、存在しない“こと”を思う。
今回は、展覧会のための準備を約1年前にスタートしました。
長い時間をかけました。
展覧会のテーマやイメージを最初に決めることなく、
その日その日に思うことに任せてコツコツの日々。
だから、最初のころに思っていたことと、
最後の方の作品ではなんだかずいぶん意識は違うように思います。
それでいいか、と思いました。
だから「短編集」。
5つの短い物語が収録された「Zuhre」も同時進行していましたので、
短編というのはそういう発想なのです。
一つ一つの話は独立していながら、
それぞれがどこかでつながっていて世界がある、というそんな緩やかな括りです。
結果、作品点数52点。
過去最多です。
さて、どうやって展示する?
ちゃんと1冊の立派な短編集となるの?
先日は土器さんに来ていただいて、ぞろりと居並ぶ像刻たちを前に作戦会議。
搬入まであと1週間あまり。
すでに、追い込みモードから締めのモードにチェンジしつつある連休明け。
それにしても今日もいい天気。
ああ、どこかに行きたいなあ。
いやいや、我慢我慢。
Gwener
ブルターニュのケルトの末裔たちは明けの明星をそう呼ぶそうです。
宜しくご高覧下さい。
*ところで 「Zuhre」 先行予約締切は10日(火)ですよ。