うちから歩いて3分の近所に住む、
滝下君の作業場を拡張工事していると聞いたので、早速見に行く。
ちょうど午後から某出版社のHさんと、
美大に通うお嬢さんKちゃんが遊びに来ていたので、
みんなで一緒に見に行く。
僕のアトリエの雑然とした感じと違って、
彼の作業場は狭いけれどいつも実にきちんとしている。
道具も整然と並んでいる。
ここで作られるテーブルなんかも、やはりきちんとしている。
今日も工事中だというのに、なに?このすっきり具合ったら、、。
つい先日も、うちから1時間くらいのところにすむ、
木工の羽生さんの工房も見せていただいた。
やっぱり道具や材料がきちんと機能的に整頓されていて、床は掃き清められている。
う〜ん。広い!ここで一人で作っているのか、、。
すごい。
僕の作業場はこの茨城に来るまで、転々としたが、
約10年、常に6畳一間だった。
そのときも今と変わらず雑然、ごちゃごちゃだった。
もともと狭いんだから仕方が無い。貧乏な芸術家はこれでいいのだ。
とずっと思っていた。
茨城に越してきて、アトリエとして使えるスペースは4倍になった。
ところが床面積と天井高に余裕ができたはずの今も
なぜかごちゃごちゃの印象にまるで変化は無い。
モノがどんどん増えて、
実際に床が使えるスペースはいつの間にか、6畳分くらいになっている。
つまり床面積の問題ではないのだ。
アトリエの面構えは多分、その主の性格の鏡なのだ。
と、いまさらながらおもう。
反省しきりの春。
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