台風一過、今日は気持ちのいい高い空だった。
それにしても、1昨日の晩の嵐はすさまじかった。
夕方から荒れ始め、暮れてますます雨風は激しく窓をたたきつけるようになり、
夜中2時3時にはとにかく寝ていられないほどの恐ろしい音に加えて、
激しく緩急を繰り返す強風による壁の振動。
さすがに僕も寝ていることはできなくなり、
家じゅうの電気をつけて見回りをはじめた。
幸い、アトリエに少し雨が吹き込んでいる程度で、
家の周りのガラクタも吹き飛ばされてはおらず、
停電もなくその夜は過ぎた。
翌日も雨は止んだものの、熱風となった風のその勢いはまったく収まることはなかった。
ニュースを見るとその猛威の傷跡が生々しい。
うちと同じ土浦市内のとある集落はなんと
竜巻(らしきもの?)に襲われたという。
恐ろしいことだ。
今日車でそばを通りかかったときに、
窓から少しその傷跡が見えた。
大きな木は根っこから折れて、看板は傾いているし、
瓦をすっかりはぎ取られた屋根やブルーシートの青がともかく痛々しかった。
真っ暗闇で、窓ガラスが割れて、いきなり瓦が轟音とともに
次々と屋内に飛び込んでくるようなそんな状況は
ちょっと想像するだけで
背筋が総毛立つ思いだ。
被害に見舞われた家は確かにお気の毒なことなのだが、
この状況をみると、
被災者の方が軽いけがですんだのは、不幸中の幸いといえるのでは、
と思ってしまった。
夕方には人がたくさんいち早い復旧作業に取り組んでいた。
ご苦労様です。
ところで今日は
DEE’Sのワークショップの搬入日でもあった。
常磐高速から見える、いつもの倍くらいに増水して膨れ上がった
利根川や小貝川を見ながら往復した。
まれにみる大きな台風が通り過ぎた後だったからか、
東京も空気はいつもよりずっと澄んでいるように感じた。
あしたも秋の晴天らしい。
ワークショップ1日目。
いい木偶の棒がたくさんできるといいと思う。
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