家から1時間くらい国道6号線を車で行ったところに、
農協が経営する面白い市場がある。
農協ショップは近所にもたくさんあるのだが、
そこは規模も大きい。
敷地内にはレストランや屋台、ガーデニングのお店、
体験コーナースペースなんかもあるらしい。
何を体験するのか知らないけど。
各農家の皆さんがこさえた不ぞろいだが、
立派でスタンダードな作物が
たくさん並ぶのだが、その陳列テーブルの片隅に
どうも畑の隅で比較的小さな規模で作っているらしい
めずらしい作物が
ちんまりとおかれていることが多い。
農家のひとの遊び心的な控えめさがいい。
イタリアの細長いトマトで作った
ものすごく濃厚でおいしい瓶詰めのケチャップ
(夏前後しか見かけない)や
紫イモの干したのや、円錐型の
パゴダドームのような形をしたブロッコリー
昨日はピンクのきのこを見た。
にこやかで誇らしげな顔のおばちゃんの
“私が作りましたシール”が
ぺたりとはっつけてあるから、
たぶん個性的に美味しいのだろう。
昨日見つけたのは、野菜や果物ではなくて、
ドイツのマスタード2本、甘口と中辛。
なぜ茨城でドイツマスタード?
というなかれ。
市場の中にあるお肉屋で作られているソーセージが
とても美味しいのだ。
なんでもドイツのコンクールで金賞をいただいたとかで、
地味にやっている割に、安くありがたいソーセージが並んでいる。
特にバジルの練りこまれたものや、辛口のチョリソーが美味しくていつも買う。
それらにあうマスタードだそうで、
チューブのイラストが昔風でそそられたこともあって試しに買ってみた。
味は、あの粒粒の入った一般的なマスタードに比べて
酸味と辛味がずっとやわらかく食べやすい。
ソーセージの塩加減がちょうどよく引き立つ感じだ。
そのまま野菜スティックに、なんて書かれてあったけど、
それもよさそう。
甘口のほうは本当に砂糖が入っているらしく、
不思議な甘さが口に残る。
こちらはパンにそのままつけても相性がいいだろう。
昨晩はチョリソーにつけて食べた。
期待にこたえる組み合わせだった。
それともうひとつは、茨城の真ん中くらい
那珂郡で作られているらしい、地ビール。
常陸野ネストビールって書かれてる。
いろんなところで地ビールって作られているもんだねえ。
知らなかった。
ラベルがこれもかわいい。
はがしてとっておこうっと。
連日夜が寒くってこちらの味見はちょっとまだ。
きっと素朴な味なんでしょう。
プールに行ったあと飲もう。
楽しみです。
よく行くお店でもすこしだけ珍しいモノを見つけて買ってみると、
ちょっとうれしい。
知らないところに出かけたお土産みたいだからね。
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Napier は空も海も碧く、水も空気も料理も、そして、ステキな笑顔の人にたくさん出会い、とても気持ちよく過ごすことができました。ちょうど wine festival 真っ最中で音楽聞きながら太陽の下でおいしい Lunch+Wine を楽しみました。もちろん、わたしは Beer. Tuiという褐色の小さなボトルの形が気に入りました。味はさっぱり。前川くんたちが見つけた地ビールとよく似たタイプです。プールの後の飲み心地はいかがでしたか?
10日のレセプションでお会いしましょう。