1年前もうだるような暑さだった。
昨年8月、その年の最高気温を記録した日。
酷暑のルビジノで最初の撮影が行われた。
チームの誰も、どうやっていいかわからず。
どんな写真を、どんな本を目指しているのかもあまりにも漠然としていた。
テキストもなく、本当の手探り状態というのはこういうのを言うのだ。
ということは皆分かっていた。
それから1年。
紆余曲折、七転八倒の末、7月24日、25日。とうとう最後の像刻撮影が終わった。
蓮田で、何度も頭上を通り過ぎる通り雨に打たれながら傘もささずに一日を過ごす。
唯一の傘は当然カメラのため。
なんてアジアンティックな非日常。
うーんやっぱりロケは楽しい。
屋外撮影は光待ち風待ち雨待ち。とにかく待つこと。
翌日の室内の撮影は、いつものようにうちの2階がスタジオ。
セッティングもすっかり手慣れたものです。
ツマ作お昼お昼
スイカスイカ
カメラマン首藤さん、本当にありがとう。素晴らしい写真がとにかく盛りだくさんです。よりよい内容のためとはいえ、この中からシェイプアップするのは本当につらい作業ですが、バトンタッチして責任を持ってがんばります。
その日はデザイナー関さんの試作した表紙サンプル4点を見て
うわ=====!
思わず3人声をあげた。
ウオーーー!カ、カッコウィー。
あ、これじゃぼくのノコギリクワガタと同じ反応だな。
まあでもそんな感じだったです。
これでいけるといいなあ。
これからはとにかく予算と手間との勝負なのです。
僕のほうも、この最終撮影に向けて収録に間に合うように
新しい作品をたくさん制作したので、
展覧会とは違う、これが一つの締め切りだった。
とりあえず大きな峠を越えたという感じ。
楽しみだなあ。
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