2008年08月22日

竜神様と弁天様の一日。

 
 ルビジノの裏の祠から、古い弁天さまを預かってから、約1年半。
今日、60日に一度のみずのえ、巳の日。
祠の修理も完了。
暦の上でもこの日がベストでしょう、ということで、
今日が弁天様の祠を
元の定位置の西池の丘に戻す日となった。
本来の場所にお戻りいただく日だ。

早朝集合。とりあえず人が揃うまで、もう少し参道あたりの枝払いをしましょうか?おみこしの屋根が当たらないように。



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朝8時、人数が揃いました。やりましょう!皆さんよろしく。

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せーの!がすん!うおっ危なっ!屋根が当たってるよ。

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木の梱包が簡素になった分、前よりずっと軽い。

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フミコさんの農耕車両にライドオン!
大きさぴったりの自走おみこし完成。ロープで固定して。

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静々と出発。

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運転手は石川さん。池をぐるっと迂回して、、、。お御輿巡行。
以外にスピードが速くて、だれも付いていけなかったので、みんなは池の反対側をてくてくっと歩いてお御輿を待つことに。
いい風景だなあ。

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到着。ここからまた人力です。

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その幅四尺の参道を進む。
前もって石川さんとフミコさんは草繁えになっていた丘の周辺と参道周りの枝を払い、除草してくれていました。本当にありがとうございます。
清め斎かれた場所にだけ神様は来訪するそうです。

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最後の難所の坂をあげる。途中で休めないので声を掛け合いながら一気に。よいしょ!すり減った石段で足元は滑る。

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無事上がりました!やれやれ。
実は土台の工事、21日までに終わっているはずだったのに、たけちゃんが大忙しで、僕ものんびりしていて、たけちゃん捕獲に失敗、着工すらままならない状態。それでもひとまず今日はに丘の上まであげることになった。今日のところは風で飛んだりしないように、杭を打っての固定作業。
祠の向きも、真南から少し西に振って、池やルビジノをかすめるような角度に修正。この調整は最後の課題でした。

うん、これで仮固定完了。土台の工事は来週?には絶対だよね!大丈夫?たのんだよ!

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弁天さまも無事御納まりました。
サイズもぴったりです。
眺めはいかがでしょう?

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お正月の時と同じように、あらかじめ用意してくださったいろんなお供え物が並びます。宇賀神様のためにお重の中には卵もぎっしりです。
皆で手を合わせて、お経をあげて。
胸をなでおろす。やっと元の場所に戻られましたね、、、。
弁天様よかったですね。ほっとされてます?
短い短い最小のお祭り。

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そのあとルビジノでみんなでいただく、かなり早目のお昼ごはん。
お供えしたものを神様と共ににいただくことを直会(なおらえ)という。お重からいただくと、なおさら美味しかったです。
懐かしい感じ。


そのあといったん解散。
早くから皆さんお疲れ様でした。
学校やお葬式の前に駆けつけてくれたお二人。感謝です。時間、間に合いましたか?弁天様、おかげさまで無事立派にお戻りになられました。僕も肩の荷が八割方降りました。

僕らも家について、一休み、しばらくして電話が鳴った。
「今ルビジノまで来ました。お祭りまだやってます?」
あらー、今つきましたか。
DEE'Sのワークショップでもおなじみの、Kさんと、Sさん。
来ると思っていたのにどうしたのかなあ、と心配していたら、時間差で来てくれたのね。
Kさんと、Sさんは。先の像刻展のときに「チゴ」というタイトルの僕の作品をそれぞれ求めてくださった二人。なので二人の今日のこの場所での役割的にはきっとそのまんま「御稚児」なんだろう。
このお二人は以前から何となく男女の双子に見えていた。無論赤の他人同士で、姿かたちもまったく似てはいない。
それで僕らも午後からま再びルビジノにお出かけ。
小さなお祭り午後の部開始。
せっかく来てくれたのに誰もいなくてごめん。

それでもこうしてお祝いに来てくださる方がいることは本当にありがたい。僕自身、ここで育ったひとではないのに、すでになんとなく地元の当事者のような気になっている。
なので、お祝いとお参りに駆けつけてくれたお二人には、ようこそ、ありがとう。の気持ち。

お参りを終え、祠のカギをおとし。頂いたおまんじゅうなんかとお茶でまたおしゃべり。

ふと気がついて空を見たら、あれ?もうそんなに夕方?なんでこんなに暗いの?と思う間もなく。ばらん、ばらん。と大粒のしずくがトタン屋根をたたきはじめる。みるみるその音は連続して。
そればかりか、ひょうまで混じり始めた。真夏に降る氷のつぶて。

あー、来たねー。
今、竜神が降りてきて真上を通過しているよ。
今日のことはどうやら喜んでくれているようだよ。
よかった。お清めの水と。雹はまあ御塩のかわり、という解釈でいいのでしょうか?。

竜神さんの通過には小一時間を要した。

さて、小やみになったよ。
今のうちに車で出よう。

蓮田に沿って道を走る。障害物が無いので空が広い。
車のフロントガラスごしには信じられないような色の天空ショウが展開されてる。あ、竜神の横顔と後姿!カメラカメラ、あー写真にはとり損ねた。(笑)残念。
 ちなみにその日の夜に別の所に住む知人より、龍を見た、のメールあり。しかも別々のお二方から同じメール内容。あーやっぱり見ましたか!
まあそういう不思議なことは時々あるものです。
何だかはわかりようがないけど、何かが来ていたんでしょう。

そのままつちうらを通り越して、筑波まで。こういうときはとりあえず餃子を食べるのだ!
2台の車は餃子を目指して走る走る。

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それでもこのまま通り過ぎるのはあまりにもったいなくて、
はやる心を抑えて、ちょっと車を道端に止めて、見入る暮れの空。
ああ、ひやりとする風が吹く。昼間の空気がそっくり入れ替わったみたい。何かがこの嵐で切り替わったんだね。と実感。

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いつものホワイト餃子、美味しかった。4人で60個。

気をつけてお帰りね。チゴさんのお二人。
今日はありがとうね。



一夜明けたら、秋が降りて来てた。












posted by 前川秀樹 at 17:11| Comment(2) | LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
北条の椎名です。
無事に安置、お疲れさまでした。

最近よくある、激しい夕立や、茨城が震源の大きな地震

弁天様と繋げて考えてしまいます

店舗にする建屋の庭にて
草に隠れた氏神様の祠を発見
オオニシガラス器に、お神酒とお塩を
おそなえしました

また、来月のルビジノ 楽しみです
Posted by 椎名 祐一 at 2008年08月23日 09:54
椎名さん>
うん、どうもありがとうございます。
たいてい氏神様は家屋からみて北東か北西の角にあるはずです。それが北東の角に位置していたなら、その反対側、南西の角もよく探してみてください。大きな石なんかを埋めてあることが多いので、そこも一緒にきれいにしてあげておいてください。
氏神様の周りはとりあえずきれいにして、御神酒と御塩でいいと思います。作った器ならなおさらいいですよ。
一度見に行ってみたいです。
Posted by maekawa at 2008年08月23日 17:33
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