初の広島県呉市での木偶の棒講座。
無事終了いたしました。
主催してくださった方も初めて。
参加者の方々もみんな初めて。
僕自身、呉を訪ねるのも初めて。
何もかも初めて尽くしの木偶の棒でした。
堅い木にみなさん悪戦苦闘、
しかし初めての良さ、というのもままあるもので、
初日と二日目の最後には呉の港を見下ろす素晴らしい夕日のロケーションをバックに
非常に個性的でユーモラスな木偶が出揃いました。
最初はただの枝だったものが、最後にはそれぞれ、
なんともその人らしい木偶になってゆくのが本当に不思議です。
やりますなあ。
材料は呉産、時間をかけて頑張って集めてくださいました。
お昼だ!カレーだ!
午後も頑張ります。そうじゃないと終わらないからね。
寝っ転がって彫るんじゃありません。
お掃除ありがとね
着彩ですよ。これがまた難しい。
さて、講評会です。
広島はギャラリーたむらさんの像刻個展でご縁ができて、いつの間にか長いお付き合いとなります。
今回はそこからのスピンオフというか、培ったお付き合いを苗床に
新たな芽吹きとなって、木偶ワークショップが実現しました。
広島市内でなく少し離れた呉での開催です。
そういう何やら面白そうな匂いのする新芽には僕は目ざといんです。
珍しく二つ返事で受諾。
お話をいただいてから、わずか半年での実現となりました。
うまくいく良いご縁というのは不思議とトントン拍子で話が進むものなんです。
いずれにせよ、主催してくださる方々の熱意や実行力の受け皿あっての機会ですので、
僕の方も仕込みにこそ手間はかけましたが、
現場に入ってからは招かれるまま何もかもお世話になりっぱなし。
おかげさまで何とも濃厚な4日間を過ごさせていただきました。
今回のように首尾が全て楽しく充実の思いで終えられたことには全く感謝しかありません。
さて、呉木偶、どうやら今回が第1回、と名打つことになりそうです。
来年、第2回計画中なんですよ。
皆さま、楽しかったですか?
今頃大多数の方々が筋肉痛に悩ませられていることでしょうが、
これに懲りずにまたお会いしましょうね。
次はどんなのを彫りますか?
どうもありがとうございました。