2016年06月27日

行くぜ東北!セルフキャンペーン その4

最後は東北旅徒然。
思ったよりも写真を撮ってなかったなあ、
でもどこも色彩の美しさには本当に改めて新鮮な印象を持った。


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冬は北西から、夏は南東から、季節風が常に吹き付ける竜飛岬。
今日は南からの湿った風が山に当たって雲になって、
ずっと霞んでいる。
風下に当たる日本海側はだから穏やかなままだった。


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おお、カメノコテントウ。
久しぶりに見た。やっぱり大きい。


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そういえば、6月の北海道もこのフランスギクが満開だったなあ。


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こう言うところから石が生まれてくるんだねえ。
でもこういう水気の多い所って・・・・・


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ほらな、こういう危ないのがじっと獲物を狙ってたりするから要注意だ。
マムシも久しぶりに見た。
けんのんけんのん。


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白神からの帰り道、JAショップを見つけたので立ち寄ったら、
あったあった、ご当地アイス。種類がものすごかった。
迷いに迷って、この2本。
でも、二人でどちらか一本でよかったかな。
すっかり身体冷えてるの忘れてた。



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陸奥の果ては茨城からでもやっぱり遠い。
茨城空港 青森空港間の飛行機便が就航してくれればいいのに。
車だと茨城の家から青森まで約9時間。
旅程のうち前後二日間はほぼ移動だけになってしまう。
若いころは平気だったけど、二人で交替で運転しても
けっこう疲れるようになってきてしまった。
というより飽きる。
とはいえ、うちのスタイルとして、
融通がきいて、好きなところで立ち止まることができる、
自分の車が一番適していることも否めない。
陸奥、魅力的なスポット濃縮満載なことを知ってしまったから、
ぜひまた長距離ドライブで行ってみたいと思うけれども
悩ましいところだ。

おくの細道を思い出す。
松尾芭蕉はまあ、東北、北陸なので、ルートがぜんぜん違うけれども
記録によれば、3月16日江戸深川を出発して、
ぐるりと東北北陸を廻り、美濃つまり今の岐阜県の大垣に到着、再出発
したのが9月6日、約150日の旅である。
ほとんど徒歩で。
恥ずかしながら、それが早いのか遅いのかすら僕にはわからない。

歩かないと見えないことも多い。
とくに現代人の僕らはそうだ。
高速道路で早送りなんて、無粋で
たぶんいろいろもったいないことをたくさんしているに違いない。

しかし振り返ってみれば日常がすでにそうだ。
ただ過ぎる、そういうシーンは記憶にも残らず
何事もなかったことのようにするりと過ぎてしまう。

人生には大中小の結節が必要だ。
だから時々は早送りボタンを通常の再生モードにしたりスローモードにしたり
一時停止にしたり、調節できる機能が今の僕たちにも
ちゃんと備わっていることを思い出して確認しないといけない。

その時間の不均質な流れの隙間に、感動とか驚異とか美がふいに立ち現われたりする。
そういうものが最初の動機に存在しないようなものつくりはするべきでない、
とあらためて思う。
いや、そうありたい、かな。
芸術家にとって旅は休暇や休息ではないのだ。





posted by 前川秀樹 at 12:24| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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