2016年05月05日

超現実な夏日は懐にオオアリクイを忍ばせた。


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5月3日夏日
軟式美術部第0・2回 開催されましたよ。
この日集まってくださった参加者は総勢13人。
第0・1回の5人から大幅増員です。
ありがとうございます。
お題は

「シュルレアリスム遊戯」

なんだそりゃ?
聞いたことないぞ?
という方は今回はゼロ。これは予想外でした。
半分くらいは初耳かなあ、と予想していたので、
今回は正直ちょっとありがたかった。

なぜなら、シュルレアリスム。
一般的には難解で、美術鑑賞の視点からは敬遠されがちな芸術 文化運動なんです。
苦手、嫌い、なんだか分かるような分からないような、という人が多い。

いえいえ、読み解くルールさえ理解できれば、
それほど難解なものでは決してないんです。
鑑賞のための絵画というよりは、
読み解き、体験してみる、のがシュルレアリスムです。
聞いてやってみるとああ、そういう事か、と腑に落ちる部分もあるはずなんですよ。

とは言え、
人がそれを面白がるところまでこぎつけるためには、
話者自身がどれだけ噛み砕いて脳内編集ができているかが問われます。
その点で、一夜漬け頼みのぼくはもう、脳みそ、ダウン寸前です。
やっぱり難解なんじゃないか?
いえいえ、ルールがちょっと変わっていて
なじみにくいだけで、けっしていじわるでも独りよがり的でもないんです。
ホントなんですって、敬遠しないで!
多分やればわかります。

うん、自分で本を読んで、作品を読み解いているうちはただただ、興味深くて
おもしろいなあ、ですむものが、他人と共通の言葉にするとなると全く別問題。

歴史背景やら、その特異性についての前ふりガイダンスも1時間半になろうとして、

やっとちょっと休憩。
慣れない話題に皆さんの集中力もそうは続きません。
もちろん僕の方も。

中途半端感はいなめないまま、お茶の時間。
え〜い、全然予定通り進んでないけど、まあいいか、
そのあたりの未整理感は軟美試運転中という事で御容赦ください。
ともかく座学はこの辺でおしまいにしましょう。
諸々は次回への課題とします。
どのみち一回じゃとても語りつくせるものでもないし。

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後半パートは、実践。
シュルレアリスト達が遊んだであろう、デペイズマンのなかから「優美なる死骸」
という言葉の遊戯。
遊戯というより彼らにとってこれはちゃんとした実験活動の一環なんですよ、
フランス語でなく日本語でやっても、単純なのにとにかく盛り上がる。

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ああ、ちゃんと笑い声が聞こえると、肩の荷が下りるなあ。
軟美らしく、知的でお馬鹿で楽しく盛り上がるところがないとね。

で、完成した「優美なる死骸」軟美バージョン、傑作選がこちら。




 朝のコーヒーは ものすごい勢いで 色々なものを運んでくるので 盗んで消えた

 小野小町は きらきら光る くしゃくしゃのスカーフを うすらいでゆく


 ネコは 水を 影を 知った

 綺麗な金の髪飾りをつけたお姫様は 胸元にしみの付いた 身体を ささやいた

 オオカミと 戦い人は つま先立ちをしながら けんかした

 あなたは 変わった花材で 花束を  ずっと待ち望んでいる

 プラットフォームにたたずむ女と 暗く重い海は 迫りくる波に ぴったりだ

 明るい空と バイオリン弾きは イメージ通りに 背中に手を伸ばした

 はすの花と えだまめは 湖を挟んで みつめあった




はい、見事にシュールな出来栄えですね。
そしてちゃんと和風にアレンジされています。
これらの作者は居ません、あえて言うならその場にいた人全員が作者です。
幾人もの脳をつないでみると、こんな奇妙なことになる。
興味深い実験です。
予期しない言葉の出会いの立ち会い証人になる。
これがシュルレアリスム 超現実です。

ほら、その場にいなくて、これをいきなり読まされた人は
なんだこりゃ、訳がわからん!
と今、怒り出しているかも。
だから、眉間にしわを寄せて鑑賞しようとするとそうなるんですって(笑)
やればわかる、(かも)って最初に言ったでしょう。


さて、

第0・3回 軟式美術部ですが、

7月と8月のルビジノ、どちらにしようか迷っています。
テーマについても早めにこちらでお知らせができるように心がけます。
次はどんな遊戯を共有しましょうかね。
お楽しみに。











posted by 前川秀樹 at 17:40| ワークショップ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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