2015年07月06日

とある展覧会とトークショウのお知らせ。


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札幌芸術の森美術館という場所で、
とある椅子の展覧会があります。


10年前、北海道の真ん中あたり、東川町で、
その町でその年、生まれてくる子供に
町が椅子をプレゼントしよう、
というなんとも素敵なプロジェクトがスタートしました。

旭川周辺は木工産業が盛んです。
その年、椅子を作るのは地元の木工房の方々。
デザインするのは、それに共感したデザイナー。

第1回の椅子のデザインは建築家、中村好文さんでした。
僕は、その第3回、3年目のデザインを担当させていただきました。
2008年の事です。
それが僕の北海道という地との御縁で、
今もなんだかんだとその御縁は続いています。

君の椅子プロジェクト。
年々その共感の輪が広まり、
今年で10周年を迎えることになりました。
それで、記念して、この夏、展覧会が催されます。
10年分の椅子だけでなくそれにまつわるいろいろな展示や企画があるみたいです。

そのうちの一つで、関わったデザイナー他による、トークショウが企画されています。

僕 前川も話をしに今月札幌に出かけます。

7月25日(土) 13時30分から1時間半程度です。


森で語る連続講座、
テーマは「私の仕事・今、伝えて行くこと」

とパンフにはありますな。
さて、範囲広いなあ。まじめそうだなあ。語るのかあ、
何の話をすればいいかなあ。
木偶講座の前説みたいには気楽にいかなさそうだし、学校の講義でもないし。

ちなみに
僕のあと、3時20分からは、プロダクトデザイナー、あの小泉誠さんです。
僕もお会いするのは何年ぶりでしょうか。
話すのが先で良かった(笑)


美術館自体は入場無料ですがトークショウは、参加料¥1000
先着80名、なので予約がお勧めのようです。7月13日より受付開始ですって。

そんなこんなの詳細はこちらまで⇒


そして、君の椅子10年の歩みの記録は昨年
文化出版局より本として出版されました。


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多分そちらも会場で購入できるはずです。

梅雨のない北海道。最もこちらでもそろそろ梅雨も明けて居てほしい頃ですが、
ご興味のある近隣の方々、北海道の森の美術館までぜひ足をお運びください。

お知らせしましたよ。




posted by 前川秀樹 at 18:24| 作品発表、展覧会情報、等。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

旅徒然その4

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街の城門から出て、タウパー川を渡る。
するとすぐに、また上り坂、そこからが森の始まり。

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有名な黒森、シュバルツバルトの一番はじっこにあるとはいっても、
このあたりの森は若く、深い、という感じはない。
トレッキングコースが整備されていて歩きやすい。

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カタツムリ、エスカルゴとは別種類だけど、食べるのかなこの国でも。

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これはコフキコガネ。の近縁種。こちらのは背中に粉がふいてない。つるんつるんだ。


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これはアワフキムシの一種らしい。しかしなんだこの柄は。
日本では見ないなあ。ダースモールアワフキと名付けよう。

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しばらく歩くと、あれ?森が切れてしまった。
畑も広いなあ。

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景色もいいからそのまま森の周りをぐるりと。


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お?森の縁に何かが立っている
何だか櫓のようなものが。
なんだありゃ?
そう言えば、パリからここまで来る特急列車の窓からも何度か同じものを見た。
決まってこんな具合に畑と森の境目あたりにポツネンと。

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さて、クイズだ。あれなんだ。
僕も知らない。
今こそ確かめるとき。


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人一人座れるほどの高い椅子っぽい。
しばらく歩くとまた次々と。

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これは屋根付き。

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このうちの一つに登ってみる。

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腐ってるかなあ、腐ってそうだけど。
まあ、大丈夫かな。

そろっと足に体重を掛けて確かめる。
あ、木はまだ大丈夫そう。
日本の気候だと、こんな状態だとまずまちがいなく
中までくさってぐずぐずだけど。
これが、気候の違い。
腐朽菌の種類だか生息数やらに差があるのだろう。
木が良く長持ちする。

さて、
つまりやっぱり座るものだよな、体育座りも出来る広さがある。
それに構造的にどう考えても座る向きは畑の方を向くのが正解だろう。
森を向いて、畑を背にすると丸見えの背中がすーすーして不安な気持ちになる。


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おお、眺めがいい。視界が広い。
ああ、何となくわかって来たぞ。


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この薬酒を連想したぞ。
イエーガーマイスター。ドイツではとっても有名な薬草酒。
甘くて、薬草酒としてはとても飲みやすい。柑橘系と合う。


旅の途中は毎日が問の連続だ。
だから頭を使う。想像力も使う。
忘れたようななけなしの知識を引っ張り出して繋げ合わせてみる。
言葉も習慣もこういった謎の造形物もクイズのようなものだ。
日本の日常ではまずこういうシンプルな、
考えたり推理したりするのが楽しくなるような謎にぶつかることは
極めて少ない。
なんでも知っているわけでもないのに、
日常を送るのに不必要な?は、自動的に視野から排除してしまう。
だから、まず自分が知らないことに気が付かない。
謎、に気が付かない。
それが日常というものだとしても、
これは言いかえれば、好奇心や探究心にたどり着くまでの正規ルートを
閉鎖して生きているようなものだ。

小さな  には、
つい便利な情報に頼ってすぐに答えにたどり着くから、考える、という
楽しい道を歩こうともしないで、なかったことにする。
あるいは、分かったふりをする。

うーん、反省すべきことだ。
もっとも、だからこそ、旅に出たくなるんだけど。
わからない、出来ない、知らない、その不自由さを徒歩で歩くために。
脳内の正規ルートがまだ正常に機能していることを確認ために。
丁度いい難度のクイズに沢山出会い、実際に手で触れて考える
少ない手がかりから答えにたどり着く。
不自由な言葉で知らない異国の人に訊ねてみる。
それが、旅のだいご味だ。


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さて、足も頭もちょっと使った。
また雨が降りそうなのでそろそろ街のホテルに戻るかな。


















posted by 前川秀樹 at 16:57| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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