
写真大きすぎ!字小さい!
iPad未だに普通程度にすら使えない。
深刻なデジタルアレルギー。不甲斐ない。
朝、ペルピニャンでマニュアル車を借りる。慣れない左ハンドル。
田舎道なのに皆飛ばすとばす!
やめて〜!手加減してくれ。
道細い!右側崖でもガードレール無し。
ひー。怖いー!
でも山の景色はどうしても見たい。
小一時間後、やっと運転に慣れ始めた頃。
谷間にポツンと可愛らしい家が見えたから、眺めついでにちょっと休憩。
はー、空気が美味しい、なんて、ありふれた感想を恥じる。
空気が乾いているからか、
視界が異常なほど澄んでいる。
遠くの山肌の木々まで奇妙にくっきりと見える。
双眼鏡で覗く景色みたいで距離感が狂う。
それは多分向こうからこちらへも然り、のようで、
かわいい家から谷を挟んで大きく隔たる僕らに向けて、
さっきからずっと野太い声で吠え続けている犬がいる。
仁王立ちして。
はーい、おじさん達遠いですよー!侵入者じゃないですよー。
ハイキングの途中。ね、ヤッホー︎
まだ吠えてる。
番犬の受け持ちエリア広過ぎるだろ!
ああ、目を凝らして見れば、あれはどうやら本場もののピレニアンマスチフのようだ。
ピレネー犬といえば。走れ〜♩ジョリー♩
懐かしいなぁ。でもジョリーはあんなに勇ましくなかったように思うなあ。


見えた。小さな修道院、あれがノートルダム ド セラボヌ小修道院。
とりあえずあそこまで行こう。

あ!小型のタマムシが花に来ている。
日本では見ない種類。
みればあっちにもこっちにも。
タマムシだけじゃなく、ハナカミキリやハナムグリにハムシ。
初夏のピレネー昆虫祭り。
うわあい!これは、お昼までに修道院にたどり着くのは
困難になりそうだぞう。
いやはや困ったことになったなあ。(笑)