2015年02月26日

3月ルビジノ

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2月は逃げる、3月は去る。

梅の花は咲き始めたけど、
本当の春風が正直待ち遠しい。

制作に専念するため、今しばらく潜航します。
ぶくぶく。
深度50、無音航行モード。

さて、3月ルビジノです。
今月は、土曜日の都合が付かず、
誠に勝手ながら、1日短い変則日程のオープンとなります。
あしからずご了承ください。

3月 1日(日)2日(月)3日(火)

です。
posted by 前川秀樹 at 22:59| ルビジノ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月19日

窓景色

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夜半に雨が上がり、放射冷却で急激に冷え込むと、
朝方、車の窓に幻の山岳の遠景が浮かび上がる。

なんとも綺麗だ。

こんな自然の造形は、趣や妙という言葉で愛でるにとどめたい。
なんでもかんでも、アートだね、とのたまうのは、
たぶん一般の人々のボキャブラリのなかで、アートという言葉が、
なんでもありを表現する便利な形容詞に
なり下がっているからに他ならない。
そう、例えば 「かわいいー」と同じ程度に。

もっとも現代美術の世界の現状は、
社会の中でその目的と存在の意義を見失い、
溺れながら迷走する、一人ぼっちのクジラのようだ。
その枠基準の緩さと、捨てきれないプライドの高さゆえに、
自らの輪郭の維持すら困難極まって久しい。

さて、ギャラリーズ・アイ
賛否両論の中終了した。
招待日をあわせ、3日間で来場者約3500人という数字から、
ファンの方々の興味をそそるに十分な企画であったことがうかがえる。
少なくとも、一石を投じることは出来たのかもしれない。
閑古鳥が鳴くよりはずっといい。

いろいろなもやもやしていた問題点がそれなりに洗い出された、
という点において、僕にとっては意味のある機会となった。
アートか工芸か?
作り手にとってギャラリーにとって、買い手にとって、
その境界線は有りや無しや?
線引きの意義は有りや無しや?

少なくとも、雲を下に見る岳の稜線で、
境界線という線を
僕は未だこの目で見たことがない。

posted by 前川秀樹 at 20:52| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月06日

基礎練習ドリルの日

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 眼前に聳え立ちはだかる壁。
その名は締め切り。
ギャラリーズ・アイ、そして雑誌「住む」の原稿。
どちらもあと1週間。
前者はともかく後者は現在も未だ全くの白紙状態。
一文字すらも出てこない。
あははは・・・・。
あ〜あ、何も浮かばない。
時すらも私を置き去りにして〜〜♪・・・。

こんな時にぴったりの4文字熟語は?!
そう! 敵前逃亡 あ、違う、気分転換。
頭がフリーズ状態になってどうにもこうにも動かなくなってしまったら、
僕の場合は、とりあえず車で家から離れてみる。

いつもなら山方面なんだけど、
路面凍結とか昨日の積雪とかが怖いので、
今日は海へ。

こちらへ越して来た時には、しょっちゅう足を運んでいたのに
ここしばらくは、海方面からはとんと遠ざかってしまっていた。
山より近いのにね。

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とりあえず下を向いてぷらぷら歩く。
一昨日が満月で大潮だったせいか、波は荒いけど今日もよく潮が引いてる。
この石綺麗。これは・・・海鳥の右の翼の尺骨かな?
ウニの殻。全部ことごとく裏側だけ割れているのはなんで? 
ああ、早朝に食通の鳥が中身を食べちゃった、が正解!
砂利を踏む音、波寄せる音、ふと磯の香り。
お、調子が出て来た。
目的もなく歩くだけで、調理前の初々しいクエスチョンにたくさん出会える。
まずはそういう単純な基本練習問題から、
自分の目と頭を動かすことを思い出して行く。
つまりリセットだ。

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プラスチックの器に龍の柄?
なんかちょっと筆が上手すぎないか?

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どうやらヘビガイのくっついた痕跡でした。

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この石は・・・。なんか入っているよ。
化石だ。
貝殻らしきものがぎっしり。

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こっちにも。

このあたり、確か中生代白亜紀の地層で海岸の岩が出来ているそうだ。
中生代 白亜紀といえば、約8000万年前。
はい、中生代を代表する化石といえば、
恐竜、アンモナイト トリゴニア貝 !

実際このあたりの海岸は、異常巻きアンモナイトの産出で有名らしい。
僕は見たことないけど。

とはいえ、この貝化石の入った泥岩だか頁岩だか、
そんなに古くは見えないけどなあ。
貝殻本体も比較的よく残っているし、
僕がずっと前に中世代後期の化石を山で掘った時は、
貝殻なんて全く残っていなくて、母岩の頁岩にスタンプみたいに
トリゴニアの殻の痕跡が見てとれるだけだったけど。
これはせいぜい新生代じゃないの・・・?
いや、実は保存がいいだけなのか?
うーん、ギブアップ。
ちゃんと調べないとぜんぜん分からない。
でも何が分かっていないかははっきりした。
それが大事。

この前のガーネット以来、
つい石を拾ってしげしげ見てしまう。
こんな海岸を埋め尽くすそれぞれの石ころの由来が知れたら、
きっと全く別物の風景がここに見えてくるんだろうなあ。
そんな特別な目を標準装備しようと思ったら、
まあ一つづつでもきちんと知って行くしかないんだな、きっと。


さて、不思議なもので、そんな役に立たない仕事以外の基礎ドリルに
それなりにまじめに向き合ってみると、
するすると頭はほぐれて来た。

この調子この調子。

天気も良かったし、貴重な時間を費やしてよかった。
さあ帰って、今度は手と頭を動かそう。



posted by 前川秀樹 at 18:27| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ギャラリーズ・アイ 選ぶ力

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あっという間に来てしまいました。
ギャラリーズ・アイ。
念のためもう一度、
これはギャラリーが参加する、
作品販売を兼ねた展覧会です。

14日 15日は一般のお客さまへのオープン日です。

展示内容は、会場全体では、器を中心とした工藝系の作品が多いようですが、
僕の参加する、DEE’S HALL は、彫刻や版画 などが中心で、
作家一人につき3点程度の出品が予定されています。

           

 さて、搬入まであと1週間を切ったというのに、
僕はまだ、何を出すのか決められないでいますよ。
会場の雰囲気とか、他の出品作品の具合とか、お客様の層とか全くの未知数ですので、
焦点の絞り方が結構難しい。
うーん、3点どれを出すかなあ。
まあ、うーん、て選べるほど新しい作品は今、手元に揃ってないんですが(笑)

ギャラリーズ・アイ のHPで主旨や会場情報など、詳細を見ることができます。
ちなみに、HPで公開中の各ギャラリストへのインタビューがなかなか読みごたえがあって
面白いですよ。
皆さんそれぞれらしい言葉”で語っていらして、説得力を感じます。
そのインタビューの模様は当日会場にて、冊子として販売されるそうです。

どちらかといえば、作家よりはギャラリストが主役の珍しいタイプの展覧会です。
ご興味のある方、ぜひ足をお運びください。


posted by 前川秀樹 at 17:16| 作品発表、展覧会情報、等。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする