2014年06月05日

6月ルビジノ

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2014 5 tochigi


関東地方も今日あたりとうとう入梅でしょうか。
雨季到来です。

6月ルビジノ、天気は少々不安ですが、
かわりに暑さはしのげそうです。

6月7日(土)8日(日)9日(月)10日(火)
がオープンです。

蓮田も芽吹いてきました。
お待ちしています。

posted by 前川秀樹 at 07:23| ルビジノ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年06月01日

瑠璃色探し、お初でやんす。

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初夏とはいえ、未だ残雪のちらほら目立つ、ブナの森を歩く。

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山頂の山肌にはまだまだ雪模様

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ブナの巨木。
でも実は今回の目的はこれ、

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コルリクワガタという。
その名の通り小さい。体長約1,5pほど。
クワガタ特有の大きな顎も控えめで、
およそクワガタらしくないクワガタである。
これでも雄である。
小さいがしかし、色は美しい。
生息場所によって色はさまざまらしいが、
このあたりのものは、紺色のメタリックだそうだ。
実際には写真よりももう少し明るい紺色だ。

標高の高いブナ帯で、しかも芽吹き時のわずかな期間にだけしか姿を現さない。
出会うことがなかなか難しい類の甲虫である。

長年、ぼんやり夢見てきたが、
なかなかタイミングが合わず、断念し続けてきた。
そんな、素人がちょっと出かけたくらいで、
見つけられる虫じゃないんでしょ。
と、高根の花となかばあきらめてもいた。

が、今年はタイミングも良かった。時間がとれる。
よし、見つけに行こう。ダメ元でいいよ。
とはいえ土地勘はない。
よし、
こんな時にはいつものサンペイ君に電話。
芽吹きのブナの森に行きたい。
これこれこういう生態の珍しいクワガタを見に行きたいんだ。
どこが良いだろう?
とリクエスト。

彼は山岳のベテランではあるが、昆虫はまったくの専門外。

それでも、丁寧に下調べをしてくれたらしく、
地図から、
このあたりどうでしょう、とあたりをつけてくれたのが、
福島県某所。標高1400メートル。
北側の斜面なので、日当たりも悪いはずだから、
この時期でも育ちすぎてない、
ちょうどいい具合の新芽があるかもしれません。


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緩やかに上る気持ちの良い道。
林道の両側は森は開けていて、
日当たりも思いのほか良好だ。
見上げればこれ以上は望めないほどの空。
ああ、個展がおわったんだなあ。
と今更ながらの解放感とともに、
ブナの若芽をつぶさに見ながら、ひたすら歩く。
約一時間ほど歩いただろうか。
さすがにちょっと疲れてきた。
コルリクワガタ気配ゼロ。

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うーん、やっぱり居ないんじゃないのかなあ?
若芽も図鑑で見るよりもちょっと成長が進んでいるみたいだし。
時期が遅かったかなあ、、、。
あるいは生息場所がずれてるか、、、。

ポイント変えてみる?

と引き返しかけたその時。

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居たー!

第1号発見は
サンペイ君。

え、うそ!うわ!すごい。ほんとだ!教科書通り。
新芽にもぐりこんで食事真っ最中。
こんなにちっちゃいのか!
でも、ブルーだね。雄だ。うわー!

大騒ぎ。

こんな小さなものでも、読みがどんぴしゃりと当たった時の痛快感は大きい。
図鑑の中だけでしか知らなかった生き物が
本当に生息していて、目の前にうごめいている。
そこには感動が少なからずある。

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興奮冷めやらぬまま、よくよくあたりを見てみると、
あちらにもこちらにもくっついている。

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ここにも。

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こっちはペア。

気温も上がってきたせいか、こういう盛り場のような場所には、
次々とあとから飛来する個体もあるようだ。
飛んでいると、きらきらと青く反射するのですぐにそれとわかる。
なるほど、これは綺麗だ。綺麗なだけじゃなく、なにより品がある。

いやー。どん底気味だったテンションが急激に沸騰しましたね。
いや、まったくだ。これだけ騒いでると熊も寄らないよ。

それからさらに少し登って、引き返すことにした。
今日はもう十分。
それにしても楽しかった。



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これはまた別の林道。標高もだいぶ下がったせいか、
ブナは無いが、桂の大木がいくつもあるこれまたいい森だった。

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はい、コーヒータイム。
今日はちゃんとドリップ式野点セットで。
いつもながら準備周到なサンペイ君。
それ背負って歩いてくれてたんだね。
今回は翠嵐に染まりながら。いや、ほんとに贅沢です。
5割増しくらいで美味しいね。

そしてその後はお決まりの、温泉&蕎麦。

それにしても、今回の森、
コルリクワガタにとどまらず、ほかの種類のあれやこれやもやたらと多い。
とにかく生き物の濃度が高い。
これが大規模なブナ帯を形成する山の
生物多様性というやつなのだろう。
歩くだけで、
自分もまた、
内側からむくむくと生命の気が満ちてくるのがわかる。
こういう森はずっとこのままあってほしい。

ああ、また次もがんばって制作しよう。

遠かったけど行ってよかった。
また来年来られたらいいなあ。

























posted by 前川秀樹 at 21:33| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする