
9日間にわたって開催された、第5回DEE'S像刻展 「漂泊の森」
おかげさまで昨日無事、最終日を迎えることができました。
沢山の方々のご来場。
また、勇気ある購入に踏み切っていただいた方々。
本当にありがとうございました。
この場にて、改めて感謝の意をお伝えしたいと思います。



2012年の年が明けてから、本展覧会の制作は進められ、
途中、
千葉 as it is のコレクション展、物語集zuhre 2の執筆など、
ちょくちょく間にはさみながらでしたが、
ほぼ1年間をかけて淡々と進められた展覧会準備でした。
実際に会場に毎日立っていて、自分の制作の跡を眺めながら
またお客様の、賛否両論の声を直接いただきながら、
少なからぬ反省と自画自賛と自分へのねぎらいを繰り返す毎日。
普段本当に人との接触に乏しい一作家にとっては、
刺激と消耗の両方が目まぐるしく入れ替わり、
やはり疲弊します。
本当は、こうやりたかった。
時間があればこうしたかった。
表現において言いすぎた言葉を取り消したい。
その場で次々と露わになってゆくそういった反省や後悔の言葉も
すべてはその場においては一切いいわけでしかなく、
ここで言ったら負け。(笑)
的な言葉。
それをたくさん飲みこみ過ぎて、胃痛胸やけ気味にもなります。
その、どうにももどかしく、穴があったら入りたいほどの恥ずかしい経験こそが
大きな学びの瞬間であることを
今回ほど痛感した展覧会は本当に久しぶりでした。
しかしそういった思いは、簡単に言葉に変え人に投げかけて、
解消してはならない類のモノだとおもっています。
それこそが、作家にとって明日への最良の施肥であるからです。
それはこちらの事情、というやつです。
次への課題が沢山浮き彫りにされました。
ああ、もっともっと励まないとなりません。
今日冬至
2012年をそういう思いで締めくくれたことは
僕にとっては大変に大きな収穫でした。
ご購入いただいた方々の作品は、
23日の梱包発送作業あと、順次お手元にお届けできる運びとなっております。
どうか今しばらくお待ちくださいませ。
年が明けたら、
心機一転。また、制作の日々が始まります。
次は
6月、広島ギャラリーたむらの像刻展です。
西日本の方々。
2013年初夏にまた、新たな作品を携えてまいります。
お会い出来るのを楽しみにしています。
青山、DEE'S HALL での次回は再来年。2014年5月が予定されております。
が、まあ、あまり先のことを考えても仕方がありません。
とりあえず明日。また明日、とこつこつ頑張ります。
また会場でお会いできることを心より楽しみにしております。
重ねて、本展覧会に御助力、御来展いただいた方々に
改めて
ありがとうございました。