2012年09月15日

北国行 その4

連日の雨続きを恨みたくなったけど、
唯一、良かったなと思ったのは、
目に飛び込んでくる色彩の鮮やかなこと

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雨間って花がほんとにきれいにみえる。

で、うろうろしていたら、
なんだこりゃ!?

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こっちにも。

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あちこちに沢山。
きらきらしていて、万華鏡をのぞいた時みたい。
金銀砂子〜♪
って何の歌だっけ?笹の葉さ〜らさら〜♪

これも雨上がりマジックがちょっとかかってる。
よく見てみるとどうやら、これは動物の糞だ。おそらく狐の。
きらきらは、オオセンチコガネの翅のようだ。
綺麗なのか汚いのかよくわからなくなってきた。

オオセンチコガネは動物の糞しか食べない。
糞に来たコガネ虫を狐が食べて、その糞にまたオオセンチコガネが。
で、またそれを食べる狐。
食うものと食われるもの。2者で関係が成立してる。
食物連鎖というより、なんてシンプルな食物循環。
狐は自分の糞でわなを仕掛けているようなものだ。

でもこのあたりに、オオセンチコガネが生息していることがこれで分かった。

よし、僕も習って仕掛けてみるかね。
さすがに自分の、とは行かなかったので、
ふもとの農家でもらってきた牛糞を置いて見る。

うう、鹿の頭だの牛糞だの、こころからすまん。
レンタカー屋のひと。

30分もしないうちに、あのきらきらがぶ〜んと飛来。
ターゲットの1メートルほど手前に不器用に着地。

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きれいだー。
道産子オオセンチ。大きさは2センチくらいかな。
エゾ鹿の爆発的な増加に伴って、このコガネ虫も
最近では珍しいものではなくなったという話を聞いた。
緑色がこんなに鮮やかなのは、
関西の一部とここ北海道に生息するものだけだと聞く。
でも、滋賀や京都のものよりも緑に赤が微妙に反射して。
その按配が実に美しい。
御当地オオセンチの色にしばしうっとり。

このまま牛糞トラップを放置して、
周囲の林道を一回り。車でまた別の林道にも移動したりして、
午後に回収に向かった。

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見つかったー!逃げろー。わらわらと散る姿すらきらきら美しい。
どれもすれてなくてつやつやなのは、
この秋口に羽化したばかりの新成虫だから。
その後も次々と回収。
気がつくと、こんなに。

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色彩、というより光の反射の色。
まわりの雨あがりの風景をこの小さな背中に写し込む。
反射する波長の違いによって
目に見える色が変わる。
それを構造色という。
今回どうしても現地で風景とセットで見たかった色の一つ。
一番の目的のオサムシの緑色はとうとう出会えずじまいだったけど、
こちらは沢山。
飼育してみようと思って、
生かして持って帰ってきた。
うまく産卵してくれればいいのだが

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ちなみにこの日のお昼は、山から宿の近くの交差点まで一旦戻って、
ソバ屋で鴨南蛮うどん。
結構おいしかったな。

とにかく店がないので、
昼飯の確保は毎日結構重大な問題。


















posted by 前川秀樹 at 09:28| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

北国行 その3

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ちょっと林道に入ると、すぐにヒグマ出没注意。の立て看板がある。
彼らのエリアに一人でのこのこ出かけるわけなので、
用心のために鈴を派手にならしながら歩く。
がさがさというモノ音には心臓が跳ね上がることしばしば。
そんな心理状況で、こんな河原の風景に出合った、、、、。

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命名、殺傷河原

林道からのぞきこんだとき、
転がっているのは白い流木に見えたけど、
よくよく見たら全部鹿の骸やされこうべ。
なぜこんなに固まって?
わけもわからず、ぞっとした。
しかし、落ち着いて水辺まで降りて、
しばらくそこに立っていると。
ただよう静かな死のにおいが不思議と絵になる。
雨も少しの間小休止の様子。日暮れまで沢山の写真を撮る。
帰り間際に頭骨を一つ拝借。
新聞紙でくるんで、持って帰ることにした。

累々たる死骸の訳は、落ち着いて考えれば、
熊の食事の跡などではなく、
猟師の狩った獲物の解体現場。
それが正解答だろう。
骨が若い個体ばかりなのもそれでうなずける。
そりゃそうだ。

程よい「謎」との出会いが収穫。










posted by 前川秀樹 at 07:23| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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