2012年04月26日

collier 明日から!

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産毛に覆われた春の里山。
土浦から茂原に往復7時間。

as it is の展示作業やっと終了しました。
積み込みに1日。搬入展示作業に丸二日間。
こんなにボリュームのある作業は僕の中では
ここ10年、(いやもっとかな?)のうちで、
間違いなく一番でしょう。
坂田さんご夫妻、as it is の高師さん、プラス一人、信陽堂さん二人、ミスターユニバースのお二人。
で、千恵とヤローツアーズ高松で一緒だったいつもの滝下達君。
月曜日は合計11人の作業。展示物も多いけど、手もいっぱい。
にぎやかな現場だったなあ。
一日挟んで昨日、続きの作業で、ようやく出来上がりました。

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自画自賛ですが、自嘲も込めて、すごいですよ(笑)いろんな意味で。
搬入車は引っ越しというより夜逃げに見間違えられそうなほどの山積み。
こんなに家にモノがあったんだなあ。
としみじみ。それで家に帰ったら、
おや?思ったほどすっきりしてないな。
なんか、なんていうか、台風のあとみたいに、
すかすかさっぱりしてると思ってたのに。
もう一回くらい夜逃げ出来そう?か?これは。(笑)

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カルト・コリエも準備万端です。
先行でご注文いただいた方々、お手元に無事届きましたでしょうか?
心よりありがとうございました。
それ以外の方々は、展示会場での販売となります。
カルト・コリエについては、後日もう一度ここであらためてきちんと紹介したいと思っていますが、
ぐっとくるいい出来なんですよ。

最初は展示物の紹介ブックレットのような発想だったのですが、
カルトが出来上がり、展示作業が終わってみて初めて、
ああ、これは二つでワンセットなんだと思いました。
両者のアプローチの手法が違うから。

というわけで、是非両方みていただきたいな、と、
昨日は強く思いました。
うーん、なかなかうまく言えないけど。
ご興味のある方には展示とカルト、
合わせ技でかなり楽しめると思います。


で、改めて。
as it is は毎週末、金、土 日のオープンです。
開館時間は午前10時半〜午後4時までです。

正直言って少々、いやかなり不便な場所にあります。
その点ではいらっしゃる方々にはご迷惑をおかけしますが、
自然の豊かな里山に囲まれた緑の気に豊かな、美しいところですので、
是非お越しいただけたらと願います。

さあ、明日27日いよいよ初日です。
前川在館は27日、28日を予定しています。
天気はちょっと心配ですが、
心より楽しみにしています。












posted by 前川秀樹 at 08:24| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月17日

春木偶終了!

記念すべき第10回DEE’S 木偶の棒講座、終了しました。
10回目ということで、区切り目みたいなものを感じたので、
今回は皆さんに“初心"をちょっと意識してもらって。
というより、僕自身がそのことを意識しようと思ったから。

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ごはんだごはん!今回も土器さんの手作り。
最近は参加者の方のありがたい差し入れもあって、
ますます“食”の充実度が増しています。
どうも参加者の方々のモチベーション。
つくることと比重が逆転しつつあるような(笑)
次回はちょっとメニューのリニューアルもあるようだし。
楽しみだなあ。
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だっておやつだって、アポックの大川さんのスペシャルパンケーキだもの。

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ぬうう・・・。確かに作品のレベルも上がってきたなあ。こなれてきたものも多い。
今回はそれでいて初心回帰というか初々しいニュアンスもあって、
本当に見ごたえがあった。
講評のし甲斐もあろうというもの。
あまりに面白いので、僕もつい話しすぎて、ずいぶん終了時間も押してしまった。
みなさんうまくなりましたねえ。

ちなみに、3度目の参加者のヤマダさんの渾身の木偶ワークショップレポート
写真がきれいで今回の様子がよくわかりますよ。
ヤマダさん、リンク張らせていただきました。

次は秋木偶。
さてさて、どんな仰天作品が出てくることやら。
半年先が待ち遠しい。
参加者のみなさん土器さん今回もありがとうございました。
大いに楽しませていただきました。
また秋にお会いしましょう。
新しい出会いも期待大です。
















posted by 前川秀樹 at 20:17| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月13日

collier

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千葉県茂原市にある、as it is でのコレクション展が近付いてきました。
27日が初日です。
タイトルは

「COLLIR」

コリエです。フランス語で首飾り。
いつもの個展と違って、展示するのは作品ではないので、
展示の素材はすでにもう家にあるわけです。
けれど、どうやって?つるすの?床置き?
棚を作って?何と何を組み合わせて?
そういう展示方法の違いによって、多分見え方や、展示意図味すら変わってしまうのでは?
そう気がついてから、
今回の展覧会自体が、
ずず〜んと、高い壁に。
いやいや、そんなこといまさら言っても仕方がないんです。
明るく明るく、前向きに。お気楽にひょいっと。
そんな七転八倒の毎日の一方で、2012032812040000.jpg
コレクションのカード式の写真集、「carte collier」は着々と進行中。
数回の色稿打ち合わせ。校了。印刷を経て、
いよいよ完成間近なところまで来ています。
間もなく完成です。
先行予約いただけた方々ありがとうございます。
皆様へは
来週20日(金)発送を予定しています。
あとしばらくお待ちください。

as it is の会場では、カルト・コリエと大判のポスターもご用意してお待ちしています。
限定部数売り切りにて、販売は終了です。

それより展示ですよ、展示。
23日の搬入に向けて、家中をひっくり返して、
ガラクタの取捨選択とお化粧直しに余念のない毎日なのです。

明日はDEE’S ワークショップ「木偶の棒」
ですよ。そうなんです。
そちらは今日搬入です。天気は大丈夫かなあ。
楽しみです。



posted by 前川秀樹 at 07:42| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月05日

12年目の春の一掃。

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「あのー、自分、リサイクル業をやってるもんすけど。」

猛烈なメイストームの去った翌日のこと。
玄関前で声がする。
みると大柄な体格で作業着を着た若者が所在なさげに立っている。
南方系の目がくりっとして日焼けしたあんちゃんだ。
アトリエから出てきた僕の作業着のほうがずっと汚い。

「何か?」
「あー、すみません。自分鉄くずとか集めて回ってます。裏のあれ・・・・・・。」

なるほど、うちはとにかくこの業種の人に目をつけられやすい。
ナガシでトラックで回っている人のいい標的だ。
無理もない。家の周りのそういうガラクタが目立つから。
いつもは面倒なので、これ必要なものなんです。
とお帰りいただくのだけど、
その時はなんとなくとっさに、ああ、持って行ってくれる?
と言ってしまった。
あんちゃんの嬉しそうな顔。
家の裏の積み上げた鉄くずや、いつか取り付けようと思っていたエアコン。
などなど。

あんちゃんとトラックの助手席から出てきたツレのおじさんと二人はさっそく、
半分土に埋もれかけた、古い鉄を引っ張り出して積み上げる。

煙草をふかしながら、
それをみる僕。
ああ、良く集めたなあ。
僕が生活道具を盛んに拵えていたころ、
素材として収集した。
こちらに越してきてはやくも12年を過ぎたけど、
躍起になっていたのは初の2,3年の間だったから。
かれこれ10年前ころのこと。
近隣の町村で、年に一度ある大規模な燃えないゴミの日とか、
町のごみ集積所とか、港とか、あらゆるところで。
思えばそのころの僕には得体のしれない情熱があった。
面白い素材が常に潤沢な状態でなければ、
使いたい、と必要が生じたときに、探しても
こういうものは見つからない。
その理屈だけを思って、鉄ばかりをコツコツ集めた。
ほんのちょっと前の出来ごとのはずなのに、
今、生活道具を過ぎた自分にとって、
それはまるで貝塚のように積み重なった、情熱の歴史に見える。
次々積み上がってゆく懐かしい錆モノ。
中には今も、あ、これ面白い、珍しい。もったいないかも。
と思うものもあるが、
多分使わない。
必要なことがあったとしてもいつのことだか。
だからさっぱり捨てることにした。

しばらく彼らに任せて、アトリエで作業を始めていたら、
入り口にあんちゃんが立っていて、僕に声をかけてきた、

「あのう、それ、ちょっと見学、というかみせてもらっていいっすか?」

と出来上がったばかりで並んだ10点ばかりの像刻を指さす。

「ああ、いいよどうぞ。」

あんちゃん、近くでそれをみたとたん、

「うわ!すげえ・・・・。指の先まで。うわー!」

ああ、こういう初な反応久しぶりだなあ。
たぶんこういうものを、一生のうちで今、初めて目にしてるんだなこの人。
なんか嬉しいなあ。
そのあとまた続けて、

「すごいっすねえ。今は鉄はもう使わないんすか?」
「そうだねえ、今はこういう木ばっかりだね。」
「うわー、これとかそっくり。これ売れるんじゃないっすか?」
「ははは、まあねえ。」

そうして、

「あれじゃないっすか、アニメのキャラとか、one pieceとか彫ればいけるんじゃないっすかね?」
「ああ、なるほど、ほんまやねえ。」

あー、君、全巻持ってそうだもんね。
僕はなんだかおかしくなってきて、笑いそうだった。
なんかそういうズレ加減は、むしろ心地よかった。
そうそう、こんな感じだ。
反応は人それぞれだ。
いずれにしろ、
僕はこういう絵にかいたような素人さんが、
まったく関心を示さないようなものは作りたくはない。
かといって、玄人さんに鼻であしらわれるのも癪に障る。

生活道具をやってるときもそれはそう思ってたな、確か。
そこを変えずに素材やモティーフを
次にスライドさせたかったんだったな。
そう思ったのが丁度10年くらい前になるのか。

図らずも、過去の素材の一掃は“今”の再確認みたいな形になった。
ああ、ますます日々芸を磨かなければね。
初心初心。
そんなことを思った一日。

ちなみに鉄くずとか諸々で、
千葉からナガシてきたらしいあんちゃんは、
お札を一枚置いて行った。
今日はすっきりさっぱりした気分でこれでご飯でも食べに行こう。






posted by 前川秀樹 at 15:24| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月03日

ボーフーウー。


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ルビジノ4日間のうち、土曜と火曜の二日間が暴風雨。
こんな悪条件も珍しい。
当然、こんな日に人が来るはずもなく。
今日は僕はルビジノで宿題。
もう今月末の事となった、as it isの展示のプランをやっと考え始める。
計測してきたメモをもとに、ラフな図面を描いて、
どこに何をどうやって?と想像を巡らせてみる。
うーん、まとまらんなあ、、。
そうしているうちに外は見る見る荒れ模様。
窓ガラスの外の蜘蛛もあわてて軒下の巣をかけのぼって行く。
ほらほら、急がないと大変だよ。
銀杏の木の向こうに見える雲は恐ろしい速度で、右へと流れてゆく。

「そろそろ危ないんじゃないの?」
「5時か、、よし、撤収!」

雨の切れ間を縫って、スピード撤収。
そそくさと車を走らせ帰路へ。
危ないとわかっていて、
あえて、かすみがうら湖畔の土手の道を走る。
一瞬止まってガラス越しに携帯のカメラを荒れる湖面に向ける。
もう車揺れる揺れる。

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水面から巻き上げられた水と雨、もうどちらをかぶっているのかわからない。
こんなグレーイッシュな嵐の眺めを僕は結構気に入っている。
日常にない色合いで染まる景色を、ドキドキしながら見入るのが好きだ。

とはいえ、車高の高いハイエース。
風にあおられその揺れに我慢できず、今日はこれまで。

春の嵐。
桜の盛りを蹴散らすものではないのが幸いだったかな。





posted by 前川秀樹 at 20:43| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする