うちの小さな庭の楠。
植えてから10年になる。
ぐんぐん伸びて、もっさもさになってしまったので、
枯れた枝や邪魔な枝を払って風通しを良くしたくて、
植木屋さんにお願いする。
他にも夏椿の植え替えとかもろもろ。
昨年知りあった牛久に住む植木屋、野口君兄弟。
たまに、現場で、大きな木を切るときには
忘れずに声をかけてくれて、
うちまで木を運んでくれたりする。
彼ら自身も、道路拡張や様々な事情で
大きな木がばさばさあっけなく切り倒され
捨てられてしまう現状に心を痛め続けていたようで
少しでも役に立ててくれるところがあるなら。
と、申し出てくれた。
今や僕の大変ありがたい理解者だ。
仲のいい兄弟二人の掛け合いも
絶妙で聞いていて和む。
うちにもっと木がたくさんあれば
もっと仕事お願いするんだけどなあ。
それにしても、幾人も今まで植木屋さんに出会ったけど、
太った植木屋さんていないよなあ。
みんな細身で、筋肉質で、日焼けしていて浅黒い。
総じてカッコイイ。
まあ、木に登れなくなっちゃなァ。
するするする〜とサルみたいに登ってゆく。
それもまたカッコイイ。
命綱無しの高所作業。
庭の木くらい。と侮るなかれ。
本当にそれは大げさでなく、大怪我や死と隣り合わせの
危険な作業。
くれぐれも気をつけて。
ほんの半日余りの作業で
庭に風の通り道ができたようにすっきり。
ああ、気持がいい。
野口君どうもありがとう。