
今日。
この小さなテアトルが生まれたのは結城のレストラン。というよりはビストロ風カフェかな。
カフェ・ラ・ファミーユ。ファミールと呼ぶ人がたまにいるけどこれは間違い。
店長奥澤君とは、
うちが茨城に越してちょっとしてからのお付き合いだけれど、
美味しいのと落ち着く風合いの場所なので、ちょくちょく食べに行く。
彼らもちょくちょくうちに来てくれる。
奥澤君、卓越したセンスと情熱でもって、この6月、さらに店内内装を一新。
ライブやウェディングの需要にこたえて、とうとう小さなテアトルまで作ってしまった。
作ってしまったのは僕。プランを提案したのは奥澤君。


つまり、ミニ劇場の舞台正面の枠飾りを
つくらせてもらったということなんだけど。
舞台正面両サイドにに像刻の天使が二人。
それと新たに設置された、バーカウンターとハイスツールも拵えた。
昨年から話をもらっていて、
今年に入ってから内装の大工さんとの打ち合わせ。
で、3月の地震で中断。
それを越えて工事再開。
ようやくのファミーユ再オープン。
ずいぶんとかかってしまったけれど、今日、僕の方の取り付け作業が完了。
ファミーユ。さらに素敵な濃いこだわりの空間に育ってます。
長かったですねえ。
奥ちゃん本当にお疲れさまでした。
彼らがこだわったテアトルの名前は、「ル テアトル シャラバン」。
意味はお店で聞いて頂戴ね。
フランスはブルターニュの小さな町の、
毎夜賑やかなビストロカフェ。
強いて言うなら、店の空間全部が舞台めいていて、
どこか遠い街の灯りに誘われて、ドアを開け。
会話や食事をするという役を、僕らは知らず知らず演じているみたい。
満腹でドアから一歩出ると、やっぱりそこは普通の日本の田舎なんだけど。
まあおなかを満たすことだけじゃなくて、
ただおしゃべりのための腰かけでもなくて、
こういう“その気にさせてくれる”良質な場所が
あるのは嬉しいことですよ。
ところで
テアトル・シャラバン。
初演の演目はなんですかいのう?こけら落としはいつですかいのう?