2011年03月22日

ZUHRE

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前川秀樹物語本 ZUHRE (ズフラ)

出ます!


限定先行予約(特典あります)、お申込み方法、発売時期等詳細は、
こちら、⇒信陽堂HPまで。


来月の木偶の棒WSに続き、
こんなときに、なのかこんな時だからこそ、なのか。
さて、困った。
と、またまた考えないではなかったのですが、
ええい!やってしまえ!
景気づけに、GOサイン。

非常時故
印刷所の不具合、紙の調達。
発売予定の5月18日まで、山あり谷ありは覚悟の上。
間に合うのか?いや、間に合わせましょう。

5月18日はDEE’Sの第4回像刻個展、初日。
そちらこそ間に合うのか?なに、なんとかなる。

と、拍車がかかっております。
とにかくご期待ください。


さて、その勢いはちょっと横に避けて、

「物語」

像刻という作品の背景をもうちょっと掘り下げたい。
それにはやはり言葉を使うしかないか。
どうせなら、芝居の書き割りのような文字通りの「背景」
ではなくて、最初の発想の題材が自分の作品だったとしても、
それ自体が勝手に独り歩きして、
あるストーリーを紡ぐようなものにまで
持っていかなくては。

と急に思いついたのが、
昨年10月。それも思い立ってお伊勢参りに行く車の中でのことでした。

とにかく書いてみよう。
と何も分からず始めてみたものの、
自分の文章力ってなんて、、、。
とエンスト続発。

まあそりゃそうだ、絵や彫刻の世界に入って25年、
それだけやってもこんなもの。
所詮初めてづくし、たった数カ月でそんな立派にできるものか。

開き直り。

よし、どうせ恥をかくなら公衆の面前で堂々とやろう。

と決めて、編集に信陽堂丹治君、デザインはVOMERに引き続き ユニバースの関君。
どうにかして本にしてください。5月までに。
と、いつものごとく急の無理押し。

おだてられ、励まされここまで約半年。

昨日最終原稿を丹治君に送信できた。

さて、自分が第3者となって、のぞいてみたくなった像刻の向こう。
どんなふうに皆様に届くのか。

ズフラ。

それは金星の呼び名。
宵の明星が昇るころ、星明かりで、たき火やかまどの火の前で、
ポツリポツリと口づてで語られる、一夜語り。

文字による作品が
そんなふうであればいいなあ、
と思った。

真っ暗闇の夜を僕らは思いがけず体験した。
地上に見渡す限り、光はなかった。
そんな時、
沢山の灯りははるか頭上で瞬いていた。

星に祈りを。
そんな柄にもない言葉が頭をよぎった。

言葉でおなかは膨れないし、
命が救われるわけでもないけれど、

心が飢えたときに、
それがかろうじて足りたときに、
自分が欲しいものは、やはり血の通った言葉や美しい音楽のような気がする。
芸術、音楽、文学。
人間に一体なんの効果があるのか?
と問われれば、

あらかじめ病まぬ心で備えるための漢方薬のようなものなのかもしれない。
もしくは、中長期的、遅効性の心の救援物資のようなものなのだろう。

ゆっくりだけどじわじわ強烈に効く。

あいまいだけどそう答える。


だから、
僕の拙文も、いい編集と装丁のおかげで、
もしかしたらひそやかに何かには効く本になるかもしれない。

きっとそんな、かすかな星明かりのような本になるような予感がします。

少々の恥などいかほどのもの?
間に合うのか?いえいえ間に合うにきまってます。
それこそ、祈りたい気持ちです。

皆さん、改めて、
ご期待ください。












posted by 前川秀樹 at 15:17| 作品集出版 雑誌掲載情報。 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月21日

医者で。

いつもお世話になっている、市内の佐賀医院。
佐賀純一先生は、医者であり文筆家であり、また思想家といってもいい。

昨年、民主党の仕分けで、漢方が使えなくなるよ!
とのとんでもない法案を、
医療の現場から危機感を訴え、
急きょネットで署名を集めることで回避した。
その時にたまたま僕は腰痛で先生にみてもらったときで、
先生の強い熱意に充てられ、
当ブログで、大変だよー。
と取り扱わせてもらったところ、その効果があってかどうか、
あっという間に広まって、数日で、日本漢方学会に膨大な署名が集まり
民主党の決定は1週間でひっくり返ってしまった。

とにかく常にあふれんばかりの熱源のような方なのだ。
それと、今回のこれとは性質も目的もまったく違う事だけど、
先生は、2日ほど前、またもやたまたま僕に
こんなことを言った。

日本にはこんな大災害時に、情報や対応を一括する省庁がないのだ。
だから道路も救援物資も燃料も、今すぐ必要なのに
沢山のハンコがいる。
なんてばかばかしい。

「災害対策省」をすぐにでも作る必要性を
テレビの有識者は誰も語らない。
なぜだ?
恰好だけの付け焼刃の人員当用なんてすぐにやめて、
災害対策大臣をまず任命すればいい。

とはいえ私にはそれを訴えるというか
声を偉い人に伝えるすべがない。

とまあ、そんなトーンで、僕に語る先生。

もっともだな。
と僕も思ったので、
まあ、誰が共感してくださるかわかりませんし、
誰かに知ってもらうというだけでも、
またここに乗っけてみましょうか。

と、安請け合いした。

それで手渡されたのがこれ。

先生のコラムと設立私案。

緊急性もあり、中長期的視野での必要性も説得力があり、
なかなか興味深いです。
虎と雉子○○ 「災害対策省」私案.pdf

読めるかな?






posted by 前川秀樹 at 19:36| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月20日

がんばれ東‘京’

土浦駅からの登り普通電車が1時間に2本程度は動いているようなので、
今日は思い切って、東京に行くことにした。

たまたま今日は色々と青山界隈でお世話になっている、
ピースオブケークの大川さんが、
近所にパンケーキ専門店をオープンするという
まさにのの当日だったので、お祝いもかねてそこで土器さんと待ち合わせ。


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アポックがお店の名前。

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この上ない非常時といっていいこの時期に、
なんとまあおめでとうございます。
明るいニュースをありがとう!
あっぱれ大川さん。
大変だったことでしょう!

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やー。町はひとなんて歩いてないけどね。地下も駅も節電で薄暗いけどね。
それももうちょっとの辛抱だから。
応援してます。

あ、肝心のパンケーキ。
美味しくてあっという間に平らげてしまって、
はっと気がついたらお皿は空っぽ、写真とれませんでした。
スタンダードのしっかりとしたパンケーキです。美味しかったですー。
ちなみにオリジナルパンケーキミックスの粉が販売されています。
お土産に僕も一つ購入。

そのあと、その斜め向かいくらいの近さで“現在開催中”の展覧会。
ビリケンギャラリーにやっと顔を出す。

すみません。何もかもお任せっぱなしで。
やっと電車動きましたんで参りました。

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こちらも、展覧会内容のユニークさがもったいないほどの、素晴らしい閑古鳥。
まあ、悪い時期に重なりましたな。
宇野亜希良さんの本に、作家がそれぞれサインをさせていただく。
もちろん宇野さんを筆頭に全部の作家のサインが入った本は限定で高値が(笑)
いえ、それはありませんが、数は少ないです。
お早めに。

というわけで、もう一度テコ入れ宣伝のおば。
ビリケンギャラリー (2).jpgビリケンギャラリー.jpg

多分開催期間が延長されると思います。
詳しくはこちらで。

さて、目的は果たしたし、
帰るかね。
いつ電車止まるかわからないし。
特急はまだ走らないので、また普通電車でことこと。
上野から1時間半近く。
で、その車両も土浦止まりで回送列車に。
ここから先の線路はまだ復旧していないのか。
と改めて実感。
水戸の町までは一体いつつながるのか。

うーん、首都東京はどうにもすかすかしていて
力が入らない感じだった。
うーん。
停電がなー。
列車の本数がなー。
でも、
疎開している沢山の都民のみなさん。
御事情はそれぞれおありでしょうが、
来週あたりみんな戻ってきてー!
ガソリンも物資も整いつつあるよー。
posted by 前川秀樹 at 20:00| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月18日

1週間。

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今日で1週間目。
土浦までは高速道路も開通したようだ。
常磐線も今日あたりから動き始めているらしい。
復旧に向けて、皆がようやく前を向き始めているようだ。
燃料は相変わらずないけれど、被災地がとにかく最優先。

とにかく前に前に。
絶対に後退しない。


こんなときに、なのか、こんな時だからこそ、
なのか、それでも迷わないわけではないけれど、
来月、DEE’S
木偶の棒のワークショップ。
土器さんとも話し合って、
やるつもりでおります。
当ブログでは参加者募集のタイミングを逸してしまっていたのですが、
震災直前に、DEE’S HPでは募集は開始されていて、
ありがたいことに、すでに幾人かの申し込みを
いただいている状況です。

0910 (61) - コピー.JPG

いつもは、ある特定の強い思いを込めて。
といったトーンで制作してください。
などということは、もちろん僕は言いません。
自分の制作においてもそれは同じです。
それは、そんなことをしても無駄だから、
とか、
意味がないから。
というわけではありません。

むしろ逆です。
そういう思いは良くも悪くも、
実にてきめんに効果が出るのです。

ですから、ワークショップにおいて、
それぞれの思いの大小性質にかかわらず、なるべく意識しないように
思いをふらふらと自由に遊ばせて、
その思いと戯れてほしい
というのが、僕の望むところではあったのですが、

今回に限り、少しだけ、今回の災禍でダメージを受けた、
いろいろなモノやコトへのいたわりと、
復興への祈りを込めて、
二日間、一緒に木を彫ってみませんか、
という提案をしたいと思うのです。
あくまで少しだけ意識して。

というわけで、
やっぱりやりましょう。
あとひと月弱ありますので、
それまでには僕も茨城から東京までちゃんと行けるでしょう。

あくまで前を向いて、実際には全員下を向いて彫ってますが(笑)
彫りましょう。
posted by 前川秀樹 at 16:48| ワークショップ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月14日

3日目

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3日が過ぎました。

願う、と祈る は似ていますが、
少し違うように思います。

願う、というのは思いの主体はいまだ自分自身なのですが、
祈る というのは、
地上に生かされた個人には、
もはやなすすべもなく、
ただ、大きなものに委ねるしかないそんな
身も心も振り絞るような、命の発露です。

死者、行方不明者はおそらく数万人に上ることでしょう。
被災者の皆さまのご冥福を心よりお祈りいたします。

まだ、助かるはずの命のために、
不眠不休で救助に当たっている方々がいます。
いつ爆発に巻き込まれるかも知れない現場で
暴発寸前の原発の最前線でその身をさらして戦っている人たちがいます。
電力の安定供給、水道のパイプ破損を夜を徹して直している人たちがいます。

心より感謝を申し上げます。

一瞬で、すっかりと更地のようになってしまった町。

あの頑丈な防潮堤をものともせず、やすやすと越えてくる波は
まるで、水たまりで無邪気に遊ぶ子供の仕業にように
あっけない映像です。
そんなことが起きうるのか、
と、未だ信じられません。

今日も涙が出ます。

僕らは同じ地上に
今回、たまたま生かされました。

土浦の拙宅のあたりでは未だ水は出ませんし、ガソリンもありませんが、
生きてゆくのに支障はありません。
いえ、いつも通りに近い暮らしはできます。
ですから、自分にできる、いえ、自分のやるべき生の営みに
力を注がねばならないのだと思います。
日常を繰り返す。

この星で今何が起きているのか
それを知恵の浅い僕らは知りようがありません。

けれど、
昨日も今日も僕らは仕事場で
仕事をしました。
それが許されていることに
ただ
感謝せざるを得ません。

できることをやりたいと思います。

いち早い復興を願います。
いえ、祈りながら日々を過ごしたいと思います。


posted by 前川秀樹 at 20:04| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月12日

無事情報


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とりあえずうちは二人と1匹は無事です。
家の2階はぐちゃぐちゃな感じです。
ガラスもの、食器類はほぼ割れました。
昨夜から今朝にかけて、
どうにか、暮らせる程度には片づきました。

昨夜遅くに電気は復旧。
で、ようやくこの世のものとも思えない現状を知りました。
マグニチュード6弱だったこのあたりでも今朝になってようやく
被害状況が。
外から見る限りでは、瓦のずれ、塀の倒壊。
などがあるみたいです。
うちは家の中だけの被害でどうにか収まりました。
水は中学校で今朝から配給が始まったようです。

一晩中揺れて、まだ揺れてます。
昨日午前中、春風うららかな、霞ケ浦湖畔で
本の撮影をした時間が、なんだか絵空事のようです。


なんだかうまく書けません。


東北太平洋沿岸の映像が怖くて見られない。
しかし落ち着かない。



posted by 前川秀樹 at 09:42| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月10日

六白金星お水取り。

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六白金星の人は、今日お水取りに行くと最高にいい!
と、いつも針治療でお世話になっている関先生に聞いたので、

今日は午前中だけ仕事を休んで、指定の方角へ、
大洗礒前神社のお水をもらいに行った。

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美味しい水なのでこちらに来た時にはときどきもらってくる。

よし、この水を飲めばきっといいことがある気がしてきた。

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こんなに凪いだ海も久しぶりに見た。今日はよく潮が引いてる。

ついでに
その近くの酒列(さかつら)神社にも。
ここは椿の参道が有名。
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丁度満開だった。
きれいだった。
ここの祭神はスクナヒコナ。酒造り、医療の神様だ。
この冬、肩こりがひどいから、しっかりとお参りしなくてはね。

ここの裏にはちょっとうっそうとした森があって、
昨年出版された僕の作品集 VOMER の中で、
「贄」という、赤い服を着た小鹿達の作品がここでで影された。
ロケはどこも楽しかったんだけど、
神域ということもあって、
VOMERチーム、独特のテンションだったなあ。

もう2年ほど前になるのかー。
早いなあ。

夜はいつものプール教室。
終わってから、今日、僕、誕生日なんだー。
って言ったら、
先生が率先して皆さんで歌ってくれましたよ。
プールに響き渡る、ハッピバースデ〜トゥ〜ユ〜♪
嬉しいけどいたたまれなさもありーの。恥ずかしー。
いやいや、皆さんどうもありがとう。

明日はまた物語本の撮影で、丹治君関君ペアーがきてくれる。
今日のお水で美味しいコーヒーでも入れようかね。
posted by 前川秀樹 at 22:03| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月07日

緊急大雪連絡

寒い朝だと思っていたら
土浦は雨が雪に・・・・
そしていつの間にか積り始めています。

ルビジノも雪景色。


本日、雪のためルビジノお休みとさせていただきます。


明日はお天気回復しそうなのでオープンします。



posted by 前川秀樹 at 11:41| LOLO CALO HARMATAN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年03月04日

3月ルビジノ

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まだまだ真冬並みの毎日が続きます。
春告草といえば梅のこと。
なるほど梅の花は少し前から満開で香りを放っています。
ふと思うのですが、梅って、どうやって受粉するんでしょう。
虫媒花なら、花の満開の時に
ミツバチとかハナアブの類が来てくれないことには
花粉を運んでくれません。
なのに、この寒さでは、まだまだ動き出す羽虫の類なんて見ないですよ。
杉のような風媒花はいいですよ。人は困るけど。
6月に実をつけるまでに一体どんな裏技が、、、。
あ、自家受粉するのかな。

そんな早春の素朴な疑問を抱えつつ、
3月もルビジノオープンしますよ。
今月は少々事情がありまして、軽食おでんはお休みです。
コーヒーのみとなっております。
3月 5日(土)6日(日)7日(月)8日(火)
です。
宜しくおいでください。

posted by 前川秀樹 at 13:12| ルビジノ情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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