寄る年波には勝てず、老犬チャイが
階段からまっさかさまに転落したのが火曜日。
幸い、骨には異常はなさそうだったのだが、
打ちどころが悪かったのかそれ以来、しょんぼりとして元気がない。
脚もちょっとふらついているようだ。
打ち身ねんざくらいはまあ仕方がないとして、どうも精神的ショックが大きいらしく
階段からは降りられなくなってしまった。
それに、ときどきぼうっとして立ちすくんでいる。
医者に行っても特に治療の必要は無し、とのこと。
しかたがない、ちょっと荒療治でもそのショックを受けた部分を解消してやろうと思って、
久しぶりにチャイの大好きな水辺までドライブ。
とりあえず、車に乗ると、テンションは上がるようで、なんだかそれだけで元気そうだ。
基本は単純な構造なのだ。
茨城の北の方の海沿いに流れ込む小さいけれどきれいな鮎川をめざす。
生憎の雨模様。
けれどそんなことはお構いなし、思惑通り、生き生きとして水には入る。
大きな流木を咥えて泳ぐ泳ぐ。
でもまあ、足取りを見ると歳をとったなあ。
と感じた。もうすぐ14歳だからねえ。
河口への斜面の上がり降りの繰り返し効果はてきめんで、
帰宅してからは二階への階段もどうにか自分で昇り降りができるようになった。
薬や体の養生も大事だけど、人とずっと身近に育って暮らす犬って
やっぱり精神的な部分が思った以上にデリケートなのかも知れない。
ちょいと飼い主として反省。
長生きしてもらうには時々は犬サービスしなくちゃいかんのだなあ。