お祭りが終わりました。
ほぼ毎日僕自身も会場に立ちましたが、こんなことも初めてです。
沢山の人たちが、この場所を通り過ぎて、また再び3たび立ちよってくださいました。
物珍しそうに像刻の顔を長い時間覗き込むさまや、
本、VOMERを手にとってくださった方たちの顔を見ていると、
街道や文化の交わるところ、雑踏、異文化への驚き。
交わされる言葉。
この東京の小さな場所が、まさに、今回僕がイメージしていた
、中央アジアのどこかの町の片隅の風景のように思えてきました。
手間暇かけた「術」のかけがいがあったというものです。
お会いできた方、お話しできた方。
いっぱいいっぱいで涙目で外のベンチで放心なさっていたあの方。
サインを入れさせていただいた本を手にお帰りになられた沢山の方々。
ずっと思いを募らせて、とうとう像刻作品を今回求めてくださった方々。
そうして何よりも、ヴォメル、ウルゲル。
双方のために、準備からずっと携わってくださった方々。
それぞれの立場から、最大限の力でお祭りを盛りたてて、
自ら参加してくださったこと。
これは何よりも代えがたい宝物です。
皆さまとの出会いと期待とお心遣い、そして御助力に
心より感謝をいたしたいと思います。
大きなお祭りが終わって、がらんとしたギャラリー。それに土浦のアトリエ。
ふと見るといまだ手つかずで転がる樫の木の丸太。
また彫らねばなりません。
次回は2010年 広島。
そして2011年、再び DEE'S HALL
が控えています。
次回はどんな 「術」を携えて皆さまに相まみえることになるのか、
正直僕自身未知ですし、楽しみでもあります。
何が埋まっているのか、
こればかりは掘ってみなくちゃ分からない(笑)。
御無礼ながら、
当ブログにて、御礼に代えて発信させていただきます。
心よりありがとうございました。