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それにしても良く降る。今更ながら。
今夜からまた低気圧が発達してくるらしい。
高知のダムは貯水率がゼロ%だというのに。
アメリカ ルイジアナには
ハリケーングスタフが迫っている。
ここのところテレビ画面から流れる映像。
大雨で、ごうごうと流れる土の色の河。
湖のように水没した街の風景。
災害被害は困る、これは絶対に困る。自分に起こったならどうしようもない憤りと、自然に対する理不尽を恨むに違いない。
が、僕の中には不安と背中あわせに、目の前に広がるいつもと違う風景に、どこかわくわく期待してしまう子供の自分がいる。
紫色のイナビカリ、ずどんと家に壁を打つ台風の雨風、防波堤をはるかに超える波しぶき、橋げたにぶち当たる流木。
すごい、、、、。
情け容赦のない自然。
言葉を無くす瞬間。
日常が引きはがされてゆく。
“おおきなちから”に対して抱く、恐れや杞憂、期待、
そうしたものはとりあえずワンセットなのだ。
今日は朝から脳内子供を抑えきれず、仕事の合間にちょこっと川を見に行った。
市内を流れる桜川が増水して、氾濫警戒水位まで水位が上昇していると、注意を呼びかける放送がテレビからも流れてきていた。
それはここ数日前のこと。
桜川は霞ヶ浦に流れ込む河川の中では一番大きい。
土浦の街はその河口にあるのだから、いくら降ったって、そんなに水かさなんて増えるわけないよ。
と思っていたのに、今回はそうでもなかったらしい。
上流から流れついた流木や川船、倒され、流れでなめされた中州のアシを実際に目にすると、
川幅の広い下流域でこれなのだから、
上流では本当に警戒を要する水位だったに違いないと想像できた。
残念ながら(?)すでに水位はとっくに下がった橋下の流れ。
やっぱり一昨日雨の中見に来ればよかったな、、、。
脳内子供、ちょっとがっかり。
いや、繰り返すが、自然災害そのものは困る、水没被害にあわれた方には心から気の毒に思う。
押し寄せる怒涛の波や
湖のようになってしまった田圃を眺めながら
ポーニョポーニョポニョ、、、♪
なんて脱力して歌ってる場合じゃないのだ。